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箱型絵本をつくろう!@富田林アートおどろく公民館

日ごろからアートイベントを行われている富田林市の中央公民館にて、箱型絵本のワークショップを行いました。

【主催】富田林市中央公民館
【実施日】2023年5月13日13:30~15:30
【場所】富田林市中央公民館2階ホール
【参加人数】定員15名に対し30名応募有(25人受入れ:当日は17人)
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【依頼内容・意図】
子ども・親子対象の造形ワークショップ。
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【開催内容】
「絵本」というキーワードを付けたほうが集客が上がるという事で、「箱型絵本」とタイトルをつけた自由工作。ダンボールに自由に子ども達のイメージする世界を作りこんでもらうワークショップを開催。

富田林中央公民館でのこれまでの関わり

昨年秋に行った、公民館のお庭にある物置のペイントから室内型・親子参加できる造形ワークショップがないかと言うお話を頂き、今回のワークショップに繋がりました。
ペイントの様子はこちら。

子どもの作品は想像力とセットで一つの作品


いつも思うのですが、子ども達の作品は、彼らの想像力とセットで一つの作品です。出来上がった作品を、子ども達の想像力が見えない大人が見ても理解ができません。

今回は、はじめに「作品を完成させよう、立派な作品を作ろうと思わずに、出来上がるまでの過程(何を作ろうか想像を巡らせる事、道具の使い方や素材選び)を楽しみながら作ってきださいね」というお話をさせていただきました。

親子一緒に作ってもらったので、子ども達の想像力とこだわりを感じてもらえたと思います。
うどんを作っている子どもは、麺に見立てた毛糸の色を細かくこだわっていることを。羽をつければ空を飛べることを。彼らの目には想像の世界が見えています。

彼らは想像した物すべてを作り出すのではなく、半分くらい想像力で補っています。だからその想像力が見えない大人には、完成した作品を目で見ることはできないのかもしれません。子どもの技術が未熟だから未完成の様な作品ができるのではなく、想像力がない大人には子どもの想像力を補うことができないから、そう見えてしまうんではないかと思います。

「真似をしなさい」と「(自ら)真似してみたい」は全く違うもの


また、「マネをしなさい」と「マネしてみよう」は全く違うものだということもよく思います。
もっさんみいこのワークショップは、基本自由工作なので「これを作りなさい」とは言いません。けど、あまりにも何もないと作り出せない子もいるので、いくつか見本を用意して、「こんなのも作れるけど、全然違うのを作っていいよ」と伝えます。

それでも中には、その見本をマネする子もいます。
それはそれでOKです。面白いと思うものを真似してみる。でも全部同じじゃなくて途中で自分のアイデアを入れいてみる。それは、よくある「最初から最後までマネして作りなさい」とは全く違います。

見本をマネするために、どうやって作られているか研究する、自分でやってみるとうまくいかない所や自分の好みを入れたくなるところが出てくる。どうすれば良いのか?試行錯誤折り合いをつけながら、たくさんの学びや実験が繰り返されます。

そして、自分ならもっと面白いもが作れる!とたくさんのアイデアが出てきます。その瞬間、真似をする対象はアイデアの呼び水でしかないのだなぁと思います。


一から十まで言われた通りにやらされるものでは体験できない事です。
イチローだって、ダルビッシュだって最初は誰かに憧れて、誰かの真似をして、試行錯誤しながら自分のやり方を見つけていったはずなんです。

楽しい遊びや工作が子どもの生きる力を育てていくんだなぁと思います。

写真集

参考に置いておきます。無選別、無加工ですw。

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ストリートライブで「投げ銭」をいただくような感じです。 画材や工作材料・研究、イベント出店費などに充てさせていただきます。間違えても、お菓子なんか買いません(笑)!