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手間や作業から感じる人間性

作業を効率化して、なるべく手がかからないように
あらゆる作業を簡略化してきた現代

自動化され、効率的になった生活では
多くの手作業を省略し
私たち現代人の可処分時間を
増やすことに成功したのである

しかし、肝心の
「時間ができたら何をしよう?」

と思わず迷ってしまうくらい
時間を持て余した時

閉塞感や虚無感を打ち砕き
打開策を見出すとしたら

自分の体を動かして
何かをするという行為の中に
含まれているのではないかと
そんな気がしてしまう

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家電や、機械で手軽に
すぐできてしまう事が
昔と比べると
はるかに増えた状況で

自分の体を使い
何かをするという

基本的かつ、人間らしい行動を
改めて見つめなおすことで

生活に人間らしさや
生活体験が増えていき
充足感を感じられる時間を
過ごすことが出来るようになるだろう

便利な機械が
生きる自分たちから作業する喜び
を奪い取ってしまったと
考えることもできる

日々を丁寧に生きる事と
自分の行う作業を疎かにしない事は

密接に結びついていると言えよう

自分の人生の中で
どこか空虚な部分が増えたと感じた時には

自分が今、生活上で囲まれている
家電、機械、電子機器などによって

手間を奪われることによって
「人間らしく過ごせたかもしれない時間」を

デリートされたのかもしれないと
考えることが出来るのであれば

自分でわざわざ作業をすることが
丁寧な生き方に通じていく事が想像できるだろう

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そうして、何気ない一つ一つの
作業に想いを持って生きていると

人生がちょっとだけ
有意義になった気がしてくるから
不思議である

お金や、地位
権力や名声などではなく

明日から、もしくは今まさに
この瞬間から変えていける

丁寧に生きるための
身近な秘訣なのかもしれない

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