知っておくと役に立つ2024トレンド


今回は、1月22日(月)に実施された、リベコの代表理事・森田昇さんによる講座『知っておくと役に立つ2024トレンド』のご紹介です。
 
この講座は毎年1月にやっていて、今年で3回目です。ブームは一過性で終わりますが、トレンドは時代の流れで、目的や指針となり得ます。
 
2023年に消えたものとして、リスキリング、からあげ専門店が紹介されました。また、2024年でブームが終わりそうなものとして、森田さんは10円パン、おにぎり、サウナ、グランピング、エステサロン、シミュレーション・ゴルフ、フルーツサンド、冷凍自販機を挙げています。
 
キャリア自律が消えそうだと森田さんは予想します。上位概念の人的資本経営、DXがトレンドになって来たからとのことです。
 
キャリコンの資格も消えても不思議ではないと言います。10万人計画も完了しましたし、キャリアに関する相談をキャリコンにした人が2%しかいない、資格更新者が70%にとどまる、スーパービジョンをする人がいない等の課題があるからです。
 
ブームはアーリーアダプターまでと言われます。アーリーあるいはレイト・マジョリティまで広がるとすぐにブームは終わってしまします。SNSの発達の影響で拡散が早いのですが、その分収束も早いようです。ラガードまで広がると、トレンドと言えます。
 
今年のブームの1つは既に決まっています。恐らくトレンドにもなるでしょう。アップル社のARグラスです。しかし、初期費用が約50万円なので、しばらくは待ち状態です。
 
 トレンドがコンサルティングに役立つ意味は毎年話しています。リベラルアーツの三角形の一部である最新の世界観がトレンドなのです。私たちはクライアントと話すに際し、最新の世界観、即ちトレンドを知っておく必要があるのです。
 
 2024年に変更されるものとして、以下のものが挙げられます。
●改正電子帳簿保存法
●物流・運送業、建設業、医療業で年間の時間外労働時間に上限が設定されること
●労働条件の明示ルール
●民間の障害者の法定雇用率引き上げ
●社会保険の適用対象拡大
 
 不登校の生徒が授業を受けることを可能にするロボットは、2024年にブームになると考えられています。熊本で導入され始めています。
 
 ALS患者等、身障者が他者とコミュニケーションを取るときに使う織姫Dが紹介されました。
 
 2024年にブームになる店舗は無人店舗です。アメリカでは流行らなかったので縮小傾向です。流行らなかった理由は2つです。
●予め登録したクレジットカード等をかざさないと入店できないことを知らない人が入店しようとする揉め事が多く発生したため、入り口に店員を配置しなければならず、人件費が余分に掛かる。
●売れる商品の品出しが追い付かず、店に来た客も買えずに帰ってしまう。
 
 2024年の対人支援サービスは、デジタルで繋がることが前提です。AIは活用しないと損という状況になるでしょう。
 
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「リベラルコンサルティング協議会」
自らアップデートでき、豊かで潤いあるキャリアを歩める仲間を募集しています。
 
@liberal.consulting.association

(仲井圭二)

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