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私の本棚~世界で一番小さな本屋さん~

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もう一度再会したいと思う本(皆様のnote)をお借りしました。
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記事一覧

【犬好き必読】少年と犬、運命の出会い――それは嵐吹きすさぶ夜のことだった。

 長きにわたって絶版、入手困難な状況が続いていた伝説の名著『アラシ』(今野保:著)がヤマ…

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庭師が教える最強の虫除けアイテムの作り方

 暖かくなってきたこの5月、春から夏に変わるこの時期から「蜂や蚊」が元気に飛び回っていま…

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ブナ原生林 白神山地をゆく

根深誠著「ブナ原生林 白神山地をゆく」。 四十年ほど昔、それ以前の白神山地が、まだまだ自…

じじ山歩
7か月前
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ミツバチと暮らして

都市養蜂をはじめて5年ほどになります。 最初は近所の農家さんのご自宅のお屋敷の緑豊かなお…

ゆい
1年前
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ラクウショウ~鳥の羽と呼吸する根~

我が家の近くの公園。 それぞれの季節ごとに植物の変化があってとても楽しいのですが、どの季…

ヒガンバナーなるべく競争しないで済むようにー

この葉はヒガンバナ。 秋の初めにはこんな感じでお花が咲いていました。 サクラやウメ、ヒガ…

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木の神さまが残した輪

これは、とある村に残る松の木の切株、その年輪についてのおはなし。 その村には、樹齢300年と伝わる立派な松の木がありました。どこかの偉い坊さまが「仏の功徳が松のように末永く広く行き渡るように」と願いを込めて手植えをされたとも伝わり、村人たちはそれはもう、大切に大切にその松の木を守ってきました。 しかしいくたびか戦乱の世を迎えたあるときに、その松は燃料として切られることが決まってしまったのです。 「松の木の神さま!」 村の子どもたちが、大人からそのことを聞いて、松の木の

畑から庭へ

大阪のとある場所の造園依頼があって、その打ち合わせのために数日帰阪していた。ひとりで成せ…

石躍凌摩
1年前
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54. 植物だって雨から身を守る!!植物の生き抜く術

上の画像で光っているのは、植物の葉の表面で雨を感じて免疫を活性化させる毛状の細胞「トライ…

北斗七星

北斗七星は、おおくま座の一部で、星座名ではないのだが、おおくま座を知らなくても、北斗七星…

yasu
10か月前
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里山の環境学

22年前に書いたものです。 書評:武内和彦・鷲谷いづみ・恒川篤史(編)東京大学出版会2001年1…

夏原由博
10か月前
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里山薬草学

オンラインでの『百合と薔薇』『星々と木々』の読書会を経て、対面で『里山薬草学』の1年間の…

arch
10か月前
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スギの山からの転換:しいたけの原木にする目的でくぬぎの実を蒔いてみた

はじめに 5年ほどまえのこと。それ以前から原木しいたけを販売所に出していた。この店では…

冥府の空

空には、何かの生き物のような、いっ時も同じ形を維持せず、ゆらゆらと動く、光の帯。 地上には、捻じ曲がり、強風に髪を吹き流されたような、貧弱な枝を付けている白樺の木。 地面は、根本もその先も見るからに寒々とした雪が覆う。 冥界があるとしたら、こんな風景ではなかろうか。 これは、ノルウエーのトルムソで撮影されたオーロラ。 オーロラは、太陽からの荷電粒子が地球の大気にあたり、大気が発光する現象だ。 これだけ大規模なオーラが発生するときは、磁気嵐が発生している時だ。 オーロ