人生、転職、やり直しゲーム 第1章

【臭い】

俺は毎朝の習慣の携帯のアラーム音で目覚めなかったようで、
課長からの怒りの電話でやっと目覚めた。

「この、遅刻野郎!
8時45分だぞ!
ちょっと、ノルマ達成したからって、
調子にのるんじゃねぇ!
朝礼サボんな!
今すぐ来なかったらぶっ殺す!」

しまった!
俺は、警官の制服から、ワイシャツに着替え、
そのままダンプで会社に向かい、
会社の駐車場に停めて会社に入った。
朝の朝礼は既に終わっていた。

いつもの飛び込み営業に向うため、
俺と課長と菅四輝の3人でいつもの社用車に乗った。
課長はイライラして、俺を睨みつけて言った。

「無能非才、
お前が遅刻した事で俺のメンツが潰れた。
お前は俺の直属の部下じゃないか!
他のセールスマンにケジメがつかないだろうが!」

「すみません」

「すみませんで済ませるなぁ!
二度とやらないから許してください、だろう?
謝罪の言葉だけじゃなくて、
反省と次回に生かす言葉がないんだよ、お前には!
俺がペーペーだったころは、
先輩にそんな軽い態度はとらなかったぞ!
気合いが足りないなら、
今すぐ車から飛び降りて死ね!」

なんで車から飛び降りないとならないんだよ。
課長の説教はしつこい。
狭い社用車の中でぎゃあぎゃあ40分も喚いた。

「おい、なんか臭うな」
課長が説教を止めて、クンクンと車中の臭いを嗅ぎ始めた。
どう答える?

【気のせいッスよ】

【弁当食ったゴミを片付けてないからですかね】


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