昭和の味がしたケーキ。
先日、ニャンコの誕生日だった。
10歳、ひとつの節目ということで、デコレーションケーキを注文した。
※人間用である(笑)。
「写真がプリントできるデコレーションケーキ作成します」
というオーダーメイドのケーキ屋さんが近所にあったのだ。
で、そのケーキというのが。
昭和の味だった。
具体的には不●屋っぽいというか。
(ここ何年も不●屋のケーキを食べていないので、あくまでイメージです)
ふわっふわのスポンジ、ボリュームたっぷりの生クリーム、加えてホワイトチョコレート。
昨今、洋酒がきいていたり、ドライフルーツが混ぜ込んであるどっしりしたスポンジだったり、甘さ控えめで素材重視のクリームがあしらわれたケーキばかり食べていたので。
「わ、昭和の味だ!」
と、懐かしくなった。
昭和、私がまだ十代だった頃は、シフォンケーキごとくのふわっふわのスポンジに、これでもかとぬったくられた生クリームかごてごてと固められたバタークリームに、マジパンのプレートや人形の飾り、というのが定番だった。
嫌いじゃないよ、こういう80年代的なセンス。
思い出の品でも、思い出の店でもないのに、思い出した。
ケーキが食べられる、というだけで1日がハッピーだった時代。
おめでとう、ニャンコ。
君がいるから、ケーキがない日でもハッピーだ。
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