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今日の1枚「日常の中の小さな気づき」

タロットカード1枚引き。
シャッフルして左手で選んだカードは。

『ペンタクル 5』正位置。

タロットカードには不気味な絵柄や恐怖に満ち溢れ絵柄がある。
ペンタクル5もその部類に入るのではないか。
雪が降り積もったような地面、見窄らしい格好で歩くふたり連れ、女性のほうは母親だろうか、いかちも持ち金がない風情で、息子と思しき男性は足に怪我をしている。

童話のラストにありがちな、教訓を含んだ絵柄に見えなくもない。

以前、婚活中の女性を占った時。
このカードが出た。
とてもきれいな女性を前に私は、

「虚しくなってしまいましたね」

と言った。
女性はすぐに、

「そうなんです」

と力なく笑った。

そこから、彼女が本当は結婚したくないこと、正確には一番したいことは結婚ではないという事実を読み解いていった。

ペンタクルの5を、貧乏カードと呼ぶ人もいる。
描かれたふたりの人物はともに、すぐそばにある教会の光に気づいていない。

顔の向きを変えれば、光のまぶしさにハッとするだろう。
心の虚しさを埋める術も、ちょっと考え方を変えれば見つかるだろう。

大切なのは、いつ気づくか。
不思議と、タロットは当たるのだ。

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