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本気で死にたい人は見つけられない

見えない死にたい人

小学校5年生くらいになると僕の心は 死にたい 神様ってどうして見えないの? この世界とは別の世界に行きたいと考える様になってくる。
理由は至って単純 両親からの罵声 「死ね」「生まれてこなければよかった」「なんでできないの?」 そんな言葉しか掛けられなかった。
子供は親が想像するように育つ簡単な生き物ではない。
個々に感情があり 考え 自ら行動、学習する生き物であり 野菜を育てるような絶対的法則、ルールなんてないのだから。
そして、中学の入学というものが 現実味を帯び始め東京のエリート中学生を育てるべく 僕への拒否できない勉強が始まる。

昭和のロボットを作る教育を拒否せよ

親の教育方針としては お金がない事を理由に 国立または早慶に入学させ一流の大企業 SONY 東芝 豊田自動車 に入ってお金を稼いで 安定した家計を築いてほしいという物である。
一方の僕は、エスカレータ式に 公立中学に通い 普通の部活ができればいいなぁ そのぐらいしか考えていなかった。
この時点で 親と子の考えのギャップは谷より深くできあがっていたのだ。
そして、中学受験なんてしないし できる学校なんて一校もない田舎の小学生に 中学受験の勉強をさせ始める。
当時の僕の成績はテストは平均70点と中の上くらいの成績で学校では何の問題も無い。

生活が壊れる

勉強ができる天才自慢をしたいわけではないが、家での勉強なんて全くせず 宿題をたまに出す位の悪ガキだった。
だから 朝の7時に家をでて7時15分から校庭でサッカーを毎朝してから授業を受け 放課後は家に帰ってダラダラ過ごし 22時に就寝する超健康な生活を送っていた。
その生活が一変する。
ある日から 父親が家に21時ごろ帰宅すると 「勉強するから部屋に来い」と言われるようになった。最初は、父親の命令だから仕方ないと考えていたが 日に日に僕自身疲れてきてやりたくない気分になってくる。
だって 土日祝日は 朝9時から翌日1時まで ご飯、トイレ以外勉強机から離れられず 平日は21時から1時まで 毎晩させられれば 自ずとそういう気分にもなってくるのは必然じゃないか?
母親もそれを黙認し それがあたかも普通の家庭かのように言われ続けた。「他の子はもっと勉強している」「あなたのためだ」「人間は6時間寝れば大丈夫」なんて・・・
どこをどう見たら子供は自分のためだと思える?
ただの理想の押しつけでしかない。

死んだらみんな幸せになるんでしょ?

寝不足、日々の罵声、暴力 僕は疲れていた。
精神的にも肉体的にも・・・
そして 自殺の方法を調べ始める。
一酸化炭素中毒、首つり、踏切、練炭自殺は時間がかかるので死ぬまでに見つかる確率が高いので却下した。
次に 首つりを考え やってみる事にした。
まず、トイレの外壁にある防犯用の格子にロープを掛け 自分の体重で首を吊ってみた。
徐々に気が遠くなり 苦しいけどフワフワした感覚になって行く。
もう少しで死ねる時 弟に紐を解かれ助け出されてしまう。

子供が自殺する時のは 逃げられないから

私自身の話をしていますが共通している部分が少しでもあるのではないかと感じています。
まず、いじめ では 学校の中で逃げ場がないということ
学校は、日常生活の中の大半の時間を過ごすところであり 親に心配を掛けたくない。クラスメイトは一年変わらない。先生は何もしてくれない
そう考えれば 子供は死を選んでも仕方がない気がします。

家庭の暴力について


次に家が子供にするいじめについてです。
親から言われたことは絶対です。そして、親が間違った事をいったとしても
子供が見ることができる世界は親過ごしている空間だけです。
そんな狭い世界で物事判断する子供は 親からされていることが世界の全てと勘違いします。そんな 世界で親から奴隷の様に扱われれば、世界中の子供が奴隷をしていると勘違いしても不思議ではありません。
そして、親を捨てて他にいける選択肢も子供にはありません。だって子供は一人で生活できないから・・
児童相談所や先生、警察は あてになりません。
なぜなら 家庭の事情に対して 深く関与できないからです。
警察の証拠が無いと動きません。
子供の世界は 親が見せる世界が地球なのです。

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