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読書日記

202
読書記録をまとめました。
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#書評

本を読んで文章を書くために

 書評というか読書感想文というか読書日記というか、そういったものをnoteに書き始めて2週間…

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『言葉と衣服』蘆田裕史著を読んで

蘆田裕史著 アダチプレス 2021年出版  ファッションのことで、アカデミックな研究をしてい…

1

『味の台湾』焦桐著を読んで

焦桐著 川浩二訳 みすず書房 2021年出版  朝日新聞の書評に取り上げられていたから、読ん…

2

『ハングルへの旅』茨木のり子著を読んで

茨木のり子著 朝日文庫 1989年出版  高橋源一郎さんの本読んでたら、この本が紹介されてい…

13

『ユマニチュード入門』を読んで

本田美和子 イヴ・ジネスト ロゼット・マレスコッティ 医学書院 2014年出版  細馬宏通さ…

5

『ヒップ』を読んで

ジョン・リーランド著 篠儀直子 松井領明訳 p-vine books 2010年出版  なんかの本読んで…

1

『介護するからだ』を読んで

細馬宏通著 医学書院 2016年出版  細馬宏通さんの書籍。在学中に、細馬さんがマンガにまつわるシンポジウムに登壇していて、彼の研究がとても面白そうだと思って、この人、どういう研究やって、本を書いているんだろうか、と気になって、読んでみた。  介護施設に潜入してビデオを回し、その介護士や介護される人の動きに注目して観察を続ける。すると、いろんなことが分かってくる。  例えば、学生が介護の手伝いをしにいったら、1時間かけて食べさせた人が、介護士とだと15分で終わる、という状

『アイデア大全』を読んで

読書猿著 フォレスト出版 2017年出版  アイデアが枯渇したな、と思うことってあるだろうか…

2

『アレックスと私』を読んで

アイリーン・M・ペパーバーグ著  佐柳信男訳 ハヤカワ文庫 2020年出版  アレックスという…

3

『バンクシー アート・テロリスト』を読んで

毛利嘉孝著 光文社新書 2019年出版  バンクシーのこと知りたいと思っていたら、毛利嘉孝さ…

3

『イップス』を読んで

澤宮優著 角川新書 2021年出版  東洋経済の雑誌を買ったら書評に出てて、おもしろそうだか…

『上野先生、勝手に死なれちゃこまります』を読んで

上野千鶴子 古市憲寿 光文社新書 2011年出版  地元の図書館の棚にあったから借りて読んだ…

2

『世界でいちばん弱い妖怪』キム・ドンシク著を読んで

キム・ドンシク著 吉川凪訳 小学館 2021年 作者は1985年に生まれ、小説なども読んだこ…

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『最後の秘境 東京藝大』を読んで

二宮敦人著 新潮社 2016年出版  よく行く地元の図書館の本棚に刺さってたから借りてみた。  何人か芸大行っていた友達がいるからこの大学がそこまで「秘境」とは思っていなかったけど、改めてこういう本読んでみると、変な人たちの集まりだな、と思った。  東京藝術大学の音楽、美術両方の在学生もしくは卒業生に、芸大に入るまでの苦労だったり、入学してからの授業の様子だったり、芸術に対しての思いだったりを、インタビューしてエッセイ風にまとめてある書物。筆者の奥さんが現役芸大生で彫刻