【読書感想】子ども時代の再構築ー河合隼雄著『泣き虫ハァちゃん』を読んで
河合隼雄著 新潮社 2007年出版
母が一番好きな本と、この本のことを言っていたので読んでみた。
最近、母が身辺整理していて、実家の本がどんどん捨てられていくので、見かねて、今のうち、母が読んだ本で興味のある本は、とっておこうと思っている。
自伝的な小説だけど、あとがきは河合さんの奥様が執筆していて、限りなく本人近いといっていた。
ハアちゃんが小学四年生のころの小学校や兄弟や家の様子が描かれている。彼の家族の会話や、兄弟と川に水遊びしに行ったこととか、当時の思