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読書日記

202
読書記録をまとめました。
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2022年5月の記事一覧

『サハマンション』チョ・ナムジュ著を読んで

チョ・ナムジュ著 斎藤真理子訳 筑摩書房 2021年出版  格差社会の最底辺で暮らす人々が住…

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『ミカンの味』チョ・ナムジュ著を読んで

 チョ・ナムジュ著 矢島暁子訳 朝日新聞出版 2021年出版  中学校の4人の仲良し組が高校…

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『ゲッチョ先生と行く沖縄自然探検』を読んで

盛口満著 岩波ジュニア新書 2021年出版  ゲッチョの本。買ってしまった。  私は中学校の…

『めんどくさがりなきみのための文章教室』はやみねかおる著を読んで

はやみねかおる著 飛鳥新社 2020年出版  児童書作家のはやみねかおるさんが文章を書く術を…

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絵本研究についてー『トミ・ウンゲラーと絵本』を読んで

今田由香著 玉川大学出版部 2018年出版  児童書、とりわけ絵本についてなにか研究書がない…

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本を読んで文章を書くために

 書評というか読書感想文というか読書日記というか、そういったものをnoteに書き始めて2週間…

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『言葉と衣服』蘆田裕史著を読んで

蘆田裕史著 アダチプレス 2021年出版  ファッションのことで、アカデミックな研究をしている人の本を読んでみたいと思って、蘆田裕史さんのこの本を探して購入した。ファッションにまつわる文章と言ったら、いまやブランドとなっているデザイナーの生涯や、はたまた新聞に書かれている今年の流行はこの花柄にこの色です、といったような文章にしか突き当らない。歴史がないわけではないが、学問として取り組まれてきた歴史が浅い。ファッションのことが好きだが、もっと学問的に体系づけられた本を読みたい

『味の台湾』焦桐著を読んで

焦桐著 川浩二訳 みすず書房 2021年出版  朝日新聞の書評に取り上げられていたから、読ん…

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『ハングルへの旅』茨木のり子著を読んで

茨木のり子著 朝日文庫 1989年出版  高橋源一郎さんの本読んでたら、この本が紹介されてい…

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『ユマニチュード入門』を読んで

本田美和子 イヴ・ジネスト ロゼット・マレスコッティ 医学書院 2014年出版  細馬宏通さ…

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『ヒップ』を読んで

ジョン・リーランド著 篠儀直子 松井領明訳 p-vine books 2010年出版  なんかの本読んで…

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『介護するからだ』を読んで

細馬宏通著 医学書院 2016年出版  細馬宏通さんの書籍。在学中に、細馬さんがマンガにまつ…

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『アイデア大全』を読んで

読書猿著 フォレスト出版 2017年出版  アイデアが枯渇したな、と思うことってあるだろうか…

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『アレックスと私』を読んで

アイリーン・M・ペパーバーグ著  佐柳信男訳 ハヤカワ文庫 2020年出版  アレックスというオウムが人間と言語を使ってコミュニケーションできるか、ということを研究した人の研究記録エッセイ。  はじめに最愛のオウムが死んだところから話が構成されているのだが、一冊の本として流れがよいな、と思った。  「コミュニケーションというのは社会的な営みである。ならば、コミュニケーションを学習するプロセスも社会的な営みだと考えるのが当然だ。」といい、まず、オウムにもう一羽鳥を飼って仲