怪談
民話や怪談が好きで、よく調べたりする。古い建物に行ったときは「なにか不思議な話とか知りませんか」などと聞いたりするし、年配の方と話す機会があると、なんとなしに聞いてしまう。ところで軍隊などのクローズドサークルには怪談が多いらしい。もちろん軍隊は日常よりはるかに死の領域と近いし、自衛隊などは旧日本軍の土地をそのまま使っている駐屯地も近いので、様々な逸話があるという。
軍隊の訓練は飲まず食わずで歩き続けるとかも多いし、神経とか精神が研ぎ澄まされて、いわゆる「感知」しやすくなっていくのかもしれない。感知しやすくなっているというのか、またはブッ飛びやすい状態になっているというのか。そういえば飲まず食わずで歩きまくるなんて、そのまんま千日回峰行みたいな趣がある。修行僧や修験道と似た状態になるのかもしれない。
研ぎ澄まされて感じやすくなっているのか、単に異様な空腹と疲労で脳内物質が過剰に分泌されてラリリ状態になっているのか。幻覚幻聴というのは脳が見せる面白い現象だと思う。体験したことがないけれど。
あと軍隊も宗教的修行も、だいたい山とか海とか滝とか自然の中でやるっていうのも、どこかつながりそうな要素だ。山にはキノコがたくさんある。植物も豊富だ。そうしたものが近くにある状態で空腹と疲労の異常事態になれば、それは何か起きそうだ。幻覚といえばキノコだし。宗教家の伝記を読むと洞窟で修行中に光が飛び込んできた、という逸話などもあって、興味深い。キノコといえばスーパーマリオがきのを食べて七色に光りながら最強になるのも、面白い。
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