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相対性

今日、“のもと物理愛”さんのこんな記事を読んだ。

視点という相対性。いつも感じる。
自分を中心に生活を考えるときもある、
宇宙の広大さや長久の時間を考えるときもある、
そして考えるときは、それをもとに相対的に考える。
小さいサイズで考えるときは、そのサイズで見て計り、
大きいサイズで考えるときは、そのサイズで見て計り、
感じたり判断する。
人間は、
小さい円を描いて、「これを全宇宙と見做そう」と言うことができる、
人間はそんなに偉大なのだろうか。
他方、建物の中の広々とした空間に入り、圧倒される。
ミクロの構造に驚嘆し、
無限に対して畏怖する。
科学ではないけれど、
聖書の主人公は誰だろう。
信者なら、神と言うだろう。
信者でないものは、人間だと言うだろう。
あなたの立場は?
立場もまた相対的。
だから関係性がある。
関係性によって存在が生じる。
存在するところに生命がある。
作用と反作用でお互いを認識し、
互いに視点と立場を交換し、
エネルギー保存則が働き、
最小作用の原理によって物事が進行し、
エントロピーが増大して、時間が過ぎゆくなか、
意識という生命が眠りから覚める。
そのとき歴史は既に始まっていた。
小さなしずくの中に
きらめく世界は、
論理の美と詩の美に溢れる。



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