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宇宙視点,人間視点

場が揺らぐ
どんどん膨張して
宇宙がまたひとつ
ゆらゆらと粒子が生まれ
ゆらぎから秩序が生まれ

様々な循環があちらこちらに
ぐるぐるぐるぐる世界は流れ
いろんな姿、いろんな生命

なんて豊かなこの世界

人間はそのなかのほんの一部
広大な宇宙のちっぽけな惑星の
ちっぽけな生命
ただそう表れただけ
その生命がひとつ散ろうと
たかだか一瞬のできごと
また環境に戻るだけ
ちっぽけなこと。

人間は意識をもち、感情をもち
他者と交流し
生を謳歌する。
いつかは死んでしまう
あんなにやさしかった人が
あんなに大好きだった人が
喪失感は大きく
とても耐えられない
死は往々にして大きな悲しみ。

ひとたび生命進化が起きれば
環境はさまざまな種を育む
その進化の頂点に今人間がいたとして
その種は何年存続するか
氷河期、隕石の衝突、環境変化
種が絶えるなんてよくあること
存続しようが絶えようが
それは永劫の歴史のほんの一部
ちっぽけなこと。

人間は環境に働きかけるようになった
産業革命、都市の形成
エネルギーをふんだんに使い
気候変動、大気汚染、海洋汚染
テクノロジーの発達
人類滅亡の爆弾
ここ数百年の変化は大きく
わたしの子ども、孫、そのまた次の世代
未来の子どもたちは
幸せでいられるだろうか?
どうかいつまでも、
ずっとずっと先の世代も
この豊かな星で幸せに暮らせますように。

レアな確率で
多様性に満ち満ちた惑星が生じる
さまざまな元素、さまざまな秩序
こんなに騒がしい星はそうそう生まれぬ
しかし広大な宇宙において
星一つ無くなろうと
それはよくある出来事
また元素をばらまいて新たな星を形成する
無数の星の
その営みの一部に過ぎず
ちっぽけなこと。

大気があり、水があり
この青い惑星を慈しむこの心。
奇跡のようなこの星が
破壊されていいはずがない。
どうかいつまでも美しく
そのために何ができるか、
何をやめるべきか、
みんなで協力して、できる限りのことを。
どうかいつまでも
この美しい惑星が、豊かさをたたえたまま
存在していますように。

無限の空間
無限の時間
今生じる一瞬の意識。

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