満つる月

東京の片隅に棲む会社員。小さな日々の口福、生活の中のちょっとした偏愛グッズと、思い出日…

満つる月

東京の片隅に棲む会社員。小さな日々の口福、生活の中のちょっとした偏愛グッズと、思い出日記。

最近の記事

(海鮮)築地虎杖

札幌、岩手県宮古で雲丹を食べてから、外国産が食べられなくなった。ミョウバンやアルコールを使わない、型崩れしていない雲丹。 甘くて舌の上でとろけていく磯の香り。 そんな雲丹を堪能したくて、国産雲丹を産地別に贅沢に盛り合わせた丼をいただきに築地へ。 ムラサキ雲丹と赤雲丹、バフン雲丹北海道産、長崎産、岩手産などで並べていた気がする。 同じ種類でも、餌の違いで風味が異なるらしく、言われてみれば茶碗蒸しのような滑らかさと淡白な卵風味なものから、昆布だしが効いた旨みを濃厚に感じるものまで

    • (海鮮)きむら丼@新宿高島屋

      インスタやdancyu、食べログ見てると、この人と食の好みが同じ!この人がオススメしているものは私にとって間違いない!と思うことがある。 このきむら丼もそんな流れで見つけたお店。 https://www.restaurants-park.jp/restaurant/?id=419 二子玉川だかどっかの有名寿司店の流れを汲む店らしい。 海鮮大好きの身としては俄然やる気! なんだったか忘れたが、平日のぽっかり空いた夕方17時ぐらいに入店。 夜の部開始間近であり、コロナ禍だったこと

      • (ラーメン日記)琥珀@博多

        食べログ上位のしじみらーめん琥珀。 ラーメンだけの為に周辺に寄るとこあるのか不明な雑色まで遠征するほどの根性はなし。それが、博多旅行の際、ららぽーとにガンダム観に行くついでに食べられたのだ! 貝出汁は、蔵前の改で鮮烈な印象を持ってから俄然興味のある範疇に。 肉より魚派、ラーメンは魚介系好きなわたくしとしては、肝臓にも良さげなしじみ出汁はずーっとマークはしていた。 琥珀という名前も印象的で、記憶の片隅にあった。 それが博多という遠く離れた地で偶然の出合い。 これは食べるしかない

        • (ラーメン日記)はやし田のどぐろそば

          はやし田も、とみに支店が増えたラーメン店。 白木が使われた明るく清潔なイメージのカウンターは、女性ひとりでも入りやすくて有難い(ひとり焼肉、ひとりフレンチ、ひとり居酒屋が平気ではありますが)。 また、魚介ベースで淡麗系のこちらのスープはモロ好み。白身のトロ、のどぐろのまろやかな甘みがふわっと香り、喉に抜けていく。 メンマは太めで噛みごたえもあり、味玉も黄身が濃厚でとろとろやわやわなのもパーフェクト。 そして、みじん切りの玉ねぎがいい仕事をしている。紫玉ねぎが彩をそえ、また甘味

        (海鮮)築地虎杖

          (スイーツ)レモンパイ@田原町

          近所に元某ホテル出身者が働くビストロがあり、レモンパイが絶品だった。コロナ禍で経営が苦しくなったのか、かの人は離任。 色々な店のを試してみたが、なかなかこれだ!というのがない。 そんな中、後輩がグレーテルのかまどレシピを紹介してくれて、それが求めていたものにビンゴ! ただ、作るのはなかなか時間がかかるため、改めてレモンパイ探し再び。 そして!とうとう見つけたのが田原町のレモンパイさん。もはや店名から看板商品だと主張。 見てください。この断面。メレンゲのボリューム。 レモン果汁

          (スイーツ)レモンパイ@田原町

          (ラーメン日記)ドゥエイタリアン

          ミシュラン、ビブグルマンとの文字が踊る変わり種ラーメン、ドゥエイタリアン。 市ヶ谷から瞬く間に支店ができた。無類のチーズ好きには堪らない逸品。 スープは鶏や塩ベース。女性をターゲットにしているため、こんにゃく麺も選べる。半分こんにゃく、というバージョンもあり気が利いていて良い。 チーズを溶かしながら、生ハムを時折挟みながらいただくが塩味が強いのが玉に瑕。 最後に玄米ご飯を出してくれ、余ったスープに浸してリゾットとして食べられて最後まで楽しい。 こちら、夏にレモンやトマトの冷や

          (ラーメン日記)ドゥエイタリアン

          (肉料理)ハンバーグには塩があう

          今年に入り、ハンバーグがマイブーム。 唐津のキャラバンに、博多発で東京進出した極味や。粗挽きの肉汁たっぷりのハンバーグ。いずれも塩が供される。 ハンバーグステーキ、と呼ぶのに相応しい。 もちろん、塩も只者ではない。 肉質に自信があってこそ、ソースなしの勝負。 良心的な価格で肉肉しいハンバーグを食べるならいきなりステーキ。 いきなりステーキではハンバーグ一択。 五反田ミート矢澤や変わりどころで目黒のセルフェにも行ってみるつもり。

          (肉料理)ハンバーグには塩があう

          苺と新幹線

          ちょうど去年。コロナでまだ外出が憚れる中、たまたま法事で東京駅を通過。駅中の日本百貨店で、限定品の朝採り苺ミルクの素が売られているのを発見。新幹線で運ばれてきたばかり、という。 もう、これは買うしかないと。 そして近所のスーパーで贅沢な牛乳を購入。 贅を尽くした苺ミルクの完成。 最高においしい!!と思っていたのは、コロナ禍で(今、普通に コロナ禍 と文字予測変換されたのがびっくり)どこにも自由に出掛けていけない中、 新幹線でバイヤーさんが運んできた!という貴重なひと瓶への物語

          苺と新幹線

          もう、ナニワヤのローストビーフに負けない

          叶姉妹のおやつと噂の麻布十番のスーパー、ナニワヤのローストビーフ。 遠征しては購入。ソースなしで風味良し。 ただ、いつもあるわけじゃないのと、狙い目の時間に行くのは良いが、肉を持ち歩いてキラキラな街歩きや用事を済ますのが嫌で足が遠のくのです。 そんな折、近所のスーパーでA5ランクの和牛の塊肉を安価でゲットする機会に恵まれた。 ローストビーフは意外に簡単。 コツは表面を焼いて中心が生ぐらいの蒸し焼きにしたあと、フライパンから取り出し、アルミホイルで包んで休ませる。火がゆっくり

          もう、ナニワヤのローストビーフに負けない

          結局、ここに戻る

          自家製糠漬けに、焼きおにぎり。 味噌、しょうゆ、マヨネーズ、胡麻油。 混ぜて塗って焼く。 無類のチーズ好きだけに、とろけるチーズをトッピングして少々焦がす。 もう、永遠に食事はこれでいいかもしんない。 そんなふうに思える手抜きブランチ。

          結局、ここに戻る

          日本橋に萌える

          2,30代の頃は地方出身だったこともあり、かつて雑誌やテレビで憧れた 青山、表参道、吉祥寺、代官山、自由が丘、横浜などへ週末ごとに出歩いていた。 でも、40代ともなると三越、伊勢丹でもう良くて目的なくぶらぶらすることがなくなった。 しかし、最近、面白いなと思う街は日本橋。 映画館に、ブランドショッピングもできれば、老舗のお店に、アンテナショップ、台北から来た大型書店と見どころが多い。人も少ないのも利点。 少し足を伸ばせば銀座、東京駅にも行ける。 三井住友銀行の日本橋支店や日本

          日本橋に萌える

          北野エースの筍ごはん

          毎年、恒例の筍ごはん。 北野エースに春先に並ぶ、筍ごはんの素。 3合の研いだお米にそのまま入れて炊くだけ。 中国産なのが気になるけれど。 国産筍バージョンは800円ぐらい、こちらは500円台。まとめて買って夏まで時々楽しんでます。 クオリティ高し。

          北野エースの筍ごはん

          自尊感情の代替品

          ソフトジェルネイルが流行し始めた頃、週末のふと空いた時間に個人経営のサロンに寄ってみた。 当時、スワロつけ放題も珍しく、ちょっと凝ったデザインにすると2万円超えが当たり前だった。 アブラが乗り切った30代。早朝から深夜までがむしゃらに働くことを厭わず、会社と自宅の往復の毎日。週末は爆睡か、女友達や彼との予定。 趣味や習い事も特にはなく、あっという間に月単位で時間が流れていく。 ブランド物や、ジュエリー、高級リゾートやスパ。 話題のレストラン。 稼いだ分だけ散財していた。 価値

          自尊感情の代替品