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「私」:2 ー もう限界

むうです。
前回の投稿は、私の人生最大の挫折を
ご紹介しました。今回はその続きです。


ー 辞めてから1ヶ月間、実家に帰った
あまり覚えてないけど、大して休んだ記憶はない。そしてその後は東京に戻り、アシスタント時代にお世話になっていたアパレルショップで働くことになっていた。

良くしてもらっていたので、
「この方の役に立ちたい!」という強い想いで
働き始めた。のだが。。。。
毎日失敗ばかりの連続だった。


そもそも接客でお客さんとどう接していいのか分からなかった。
失礼があってはいけないから、変な敬語を使ったり、妙に丁寧になったり。
今思うと、周りの人からすると
本当奇妙だったと思う。

接客シュミレーションもやってもらったが、
見張られているようで、自分を思うように出せず、いつも怖かったのを覚えている。
お客さんと実際に何度か接することで、少しずつ慣れていったが、「店員」という立場で人とコミュニケーションの取ることが最初は分からなかった。

それに、フリーランスの仕事会社勤めの仕事では、また人との関わり方が違うということも大きかった。何時間も人と一緒にいる分、とても密になる。

社会一般的な常識
「普通はそうしない」
「普通は分かる」

というニュアンスが
当時の私には、まるで分からなかった。

上下関係も、上司と部下であるが、
師匠と弟子ではない、とか。

言葉にすると当たり前に思えるんだけど、この辺の絶妙な感じが分からず、
オーナーさんとも距離ができてしまったようだった。
「おかしな私、できない私」というのをますます強化させていく。

一度大きな遅刻をしたことがあった。
「ヤバい!」と思って急ごうとしたが、
体が重たくて、動きたくても思うように動けない。

悪いと思ってるのに、体が重過ぎて、頭がボーとして感情も沸かない。
なんだか変だ。
アシスタント時代でも遅刻はしたことはあるのに、完全に何か違う感じだった、、、
もう私に限界が近づいていた



ー  相変わらず自分が全て悪いと酷く責め続ける日々

ー  悲しみに暮れ、自宅に帰ると涙が止まらない


気がついたら私は<心の病院>にいた。
コップに入っていた感情の水がもう、溢れてしまったのだ。

こうして仕事を辞めることになった。

また私は
 “ 何にもない、空っぽ ” になった

これからどうしていけばいい?


つづく


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