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社歴2週間24卒のはやすぎる転職途中体験記▶︎内定しました!

私は社会人11日目にして、
「辞める」選択をしました。

https://note.com/moon_3zu/n/n3d59f73f9685 

4月15日に仕事を辞めて、かれこれ3ヶ月以上が経ちました。noteには転職活動について全く書いてきませんでしたが、今、少しだけ長めの時間が取れるので、今の気持ちや現状を残しておこうと思います。

まだ途中段階なので、転職途中体験記としておきます。

キャリア、転職ってほんとに十人十色だと思います。
それでもモデルケースとかは合ったりするから、参考にする際は“如何に似た境遇の人か”が大事だと思うので、まずは私についてです。

◎経歴
・24卒 機械工学科 学士
・前職 社歴15日
・法人営業 無形商材
・法人:中小企業(美容室、保育園、歯科、整体、工場など)
・無形商材:金融系(?)

◎新卒就活
・院進を辞め、10月から開始
・BtoB ベンチャー志望←なんとなく
・業界業種も絞れず、なんとなく見ながら進める
・内定:専門コンサル
・入社1か月前に、急遽営業に変更
・やりたくない&向いてないと思い、再度就活&抗議
・叶わず営業のまま入社
・一旦社会人になってみるモチベーションで4月
→モチベーションが無いこと、営業向いてないかつ苦痛すぎて、出社11日目に退職

すぐに変わるなんてできないけれど、
多分私はこの1ヶ月半を取り戻す勢いで
動き出すと思う。

6月頭、突然そう我に返った。
ここが転職活動再開の合図だった。

まず、転職サイトに登録した。
doda、マイナビジョブズ(20代向け)、wantedlyの3つ。

職務経歴書を書きながら、スキルも社歴もすっからかんだと「やばぁ」と思いながらできる限り内容を埋めた。すると当然にスカウトメールの嵐。内容はメーカー、エンジニア(機械科卒の影響)、法人営業、ルート営業(前職)。そんなのばかり。

これらは一旦無視して、求人を見漁る。

なんとなくやりたいことはあった。
その言葉にできない“なんとなく”を軸に探した。

それはライターだった。

一度、たった11回だけでも出社して分かったのだ。
副業とか趣味も、社会人じゃなにもできない。
だったらやりたいことを仕事にしちゃおうと。

新卒でその選択ができなかったのは、就活開始時期が遅いことで、それを理由に諦めていたからであると思う。最初からやりたいことで選ぶなんて無理だ、と頭の中の選択肢にすら無かった。それに“今”やりたいことであって、本当に将来的にもやっていきたいのかなんて分からない。そんな中途半端なやりたいことを仕事にする選択肢も無かった。

こんな忙しい社会人で、仕事以外になにもできない。
だったらやりたいことを仕事にしよう。
そんな思いでライターやコンテンツを作る企業さんを探した。ライターなどのWebコンテンツはwantedlyのサービスが良さそうなのでこちらを登録していた。

まず6月の第2週目に2社、カジュアル面談をした。

カジュアル面談とは
双方理解または会社のことを知ってもらおうという、(表面上は)選考は考慮されない場で、オンラインで行われる。Web系ベンチャー企業に多い。
ただし実際は…

1社は自社コンテンツを作る会社さんで、「まさにやりたい!」な内容だった。いいなと言う感触をもってカジュアル面談は終わった。まさにネットで調べた通りのカジュアル面談。

しかし2社目は凄かった。面接みたいな空気感だった。それは「あなたはビジネスで何をしたいの?」と問われたからだ。これに応えると「そんな甘い考えで仕事なんてできるわけない」と20分くらい詰められ続けた。いつになったら終わるのか…それだけを考えた。これが恐怖となり、ここで一度転職活動からは遠ざかった。

「甘すぎる。社会はそんなに甘くない。それじゃ社会人なんてなれないよ」なんて言われた。そもそも2週間で辞めているのだから「自分なんて…」と思っているところに、さらに釘を刺された気分だ。自分はなんで辞めてしまったんだろうと、転職サイトを開かない1週間だった。

でも転職活動は辞めても、自己分析は怠らなかった。自己分析というより、何をしたいか、何ができるか、なぜ働くのか、どんな人になりたいのか、どう在りたいのか。そんなことを常に自問自答していた。

ライターをしたいと思っていた。
けど、自己分析や他企業を知るために情報を集めていくと、十人十色と言うように、キャリア感や進み方や選び方、またその速度まで、人による色の違いをすごく感じた。

そこで感じたのが「ただ書く」はやりたいことでは無いこと。私は「誰かの想いを届けられる人になりたい」と思った。人の想いを言葉という形にしたいから、ライターがいい。それに書くことが好きだからライターが良い。そう思っていたけど、「書くことはあくまで“手段”だ」と思った。
そこでここからは、届く母数の多いWeb業界に絞って、応募しようと決めた。ライターの枠を外した。

このくらいの時期に無料のWebデザイン講座を見つけたので取り組んでみた。バナーの作り方とWebデザインの世界についてたっぷり話を聞けたと思う。あくまで表面上だけかもしれないけれど、知ってるのと知らないのとでは全然違う。

Webデザインはデザインするだけじゃない。
なぜそのデザインなのかを伝えなければならない。

なぜその色なのか
なぜそのフォントなのか
なぜその写真なのか
なぜその配置なのか
なぜそのサイズなのか…
それを言葉にして納得させないと仕事にはならない。
フリーランスなんてなおさらだ。

そんなことを聞いた。
デザインも誰かの想いを形にするものだ。
「なぜ」を考えながら、ものをつくること。そこに魅力を感じた。でもデザインもあくまで手段で、これを今選ぶのは違うと思った。

私は“書く”とか“デザインする”とかのもっと前の、本質的に届けることをしたいと思った。知りたいと思った。

伝える手段はもっと後からでも身につけられる。いつかフリーランスになりたい私は、数年間は企業→その後独立の道筋を描いている。手段は一人で学べても、本質はきっと1人じゃ学べない。その本質を企業で勤めながらものにしたいと思った。

この出来事と並行して自己分析もしていた。

本当にライターが良いのかは何度も問いたし、できることや能力も言葉にしようと自問自答を繰り返す。

話す内容や切り口から、私の強みや能力が表れないかと思い、エージェントを頼ることにした。

dodaのスカウトの中から適当に2社登録した。
1社は普通のエージェント。志望業界業種から適当に求人を投げてきたので即アウト。
1社はアルバイト等の経験から飲食店で経験積んでいきましょうとのことで、意向ガン無視されたのでこちらも即アウト。

それにも負けじと別で1社登録。
図書館で見つけた「いいな」と思った本の著書が、あるエージェント会社の設立者だった。そのエージェントさんは「ここなら信頼できるかも!」と思える人だった。1回目は1時間みっちり自己紹介してもらった。幼少期から大学生まで、大きいと感じている出来事を深堀って自己分析してもらったと思う。そこで出てきたのが物事の感度(センサー)が良いこと。いろいろ分野の違うことをやってきたことをそう捉えてもらえた。じゃあこれを活かして仕事したい!と思ったのだが、「それはプライベートで満たしましょうよ。仕事は仕事にしましょう」と言われた。それはそれで良かったものの、2回目はアウトソーシング(正社員だが派遣)のエンジニアを圧され、エンジニアは嫌で院進も辞めたのだから意味が無いと、意向を無視されたのでフェードアウトした。

そのセンサーを活かせるといいなと思いつつも一旦置いておいて、本質的に届ける仕事をしたいと思い、探した。

そんなことができる企業は多くない。
それに私の経歴では書類落とされる前提でエントリーしていかなければならない。

でも、ここは妥協できない。

Webで想いを届ける本質を学べること

これを軸に企業を探し始めた。

・Web業界
・コンテンツ制作
・コンサル(本質ぽい)
・ライター(も見ておく)

こんなところを中心に探した。

6月の最終週、4社カジュアル面談をした。
前回で学んだ。カジュアル面談は選考だ。だから予想質問はある程度用意して望んだ。

そのうちの1社は唯一Web業界からきたスカウト企業さんだった。聞かれたことは2つだけ。

「なぜ短期離職したの?」
「なにをしていきたいの?どう在りたいの?」

短期離職については、これでダメなら相当期間が短すぎることがネックなんだというくらい、いい答え方をしたと思う。
どう在りたい?は「想いを届けるべく人に届けられるようにしたい」ニュアンスで答えた。

ちなみに、他の企業さんも大体そうだ。
聞かれる内容は上記に加え「求人のなにに魅力を感じましたか?」くらい。

「想いを届ける」以外に私はもう1つ、本音の軸として「妥協しない」も掲げていた。前職はぶっちゃけ妥協だ。他にも内定あったけど、そこに行くしかなかった。しょうがないと思いながら出社した。サービスはこれっぽっちも魅力的じゃなくて、相手を騙しているようなもので、自分のやりたくないことで、相手のことも自分の気持ちも嘘ついているようなことがものすごく嫌だった。だから提供するサービスも妥協しない、極上にいいものみたいな、自分にも相手にもいいものが良かった。

それから前職は面接でも「なんかここ嫌」の直感も持っていた。引っかかる点が多かった。

私の「なんか」の直感はよく当たる。だから今回の「”なんか”良い」も信じてみようと思った。

スカウト頂きた企業さんのカジュアル面談の感触はすごく良かった。ひとも、サービスも、そこから出てくる言葉選びも、そして直感も。「“なんか”良かった」のだ。

カジュアル面談は選考なので、お祈りされることもある。だからただ、次を願った。でも“なんか”大丈夫そうな気もしていた。




数日後「ぜひ来社してください」の連絡を頂いた。

そこでは面接とは違う形での選考が行われた。
中途しか取らない企業に、ほぼ新卒の私。
そしてWebの知識もゼロ。完全未経験。

その数日後にもインターンみたいな形ではじめませんか?と連絡を頂いた。
内容としては、Web知識ない人を採用したことは無いので、知識を付けてから業務にインターンとして参加し、良ければそのまま採用するとのこと。

私としても正社員でいきなりある日突然「よろしくお願いします」と業務に入るのには抵抗があった。新卒2週間で辞めている。次は無い恐怖がある。だから私にとっても良い条件だと思っている。

そんなわけで、私は今、いいなと妥協1つしてない企業さんにインターンに行っている。やっと最近業務に片足突っ込み始めたところ。だからまた採用では無い。がほぼ採用みたいらしい。Web未経験が過去にいないため、その試験みたいなもの。自分次第でちゃんと業務にあたれればそのまま内定という進み方。

だから、まだ内定はもらっていないけど、業務内容を知るほど、人を知るほど、「ここいいな」から「ここがいい」に変わっていく。

なんとしても私はここで働きたい。
この人たちと、この仕事をしたい。
そして3年後、自分の未来を選べるようになりたい。

つい1~2ヶ月前まで「働くのが怖い」なんて言っていたのに、働きたいって思えてる。そんな私すごい。そんな企業が存在するんだ。それだけで今はいいや。まずは頑張ろう。

そんなわけで今日もインターンに行く。


新卒2週間で辞めた私の、転職途中体験記でした。
早期離職しても、きっと道はある。
その希望になれば嬉しいです。


P.S.

投稿した本日、内定を頂きました!
インターン期間にめちゃくちゃ勉強して良かった〜!夏から働く予定です!楽しみだ〜!!

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