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彼の家に住みついて気づいたこと。そしてこれから

家に帰るのも後ろめたくて、父と顔を合わせたくなくて、また彼の言葉にうんと甘えて、
「1ヶ月みずちゃん貸してよ」
という言葉に流されるように、彼との生活を始めました。

流されるように、彼との生活をはじめました

気がついたら2週間が経っていた。

GWが挟まっていたから、外に出て、ぐだっとして、
ご飯を作っては食べ、そして眠る。
そんなことであっという間だった。

無職の私にはやることが無い。
が、彼の家に住み着いて気がついたことが3つある。


1つ目は驚くほどこの生活が馴染んでいること。

noteで書き始めた時にはすでにそうなっていたけれど、もともと修学旅行みたいに他人と同じ空間にいることが心底苦手だった。なるべく一人で居たい。一人の時間必須。だからプライベートでの友達と宿泊込みの旅行もたった一度しか言ったことが無い。

そんな私が彼とは付き合ってわずか1ヵ月ほどで長期旅行に行って、旅行やお泊りを繰り返し、今はこうやって2週間、正確には1ヵ月も一緒に生活している。しかも苦しくない。それは今の私には余るほどの時間があって、ひとり時間が確約されているからかもしれないけれど、それにしてもだ。苦しくなければしんどさもない。むしろ一緒にいられる安心感が大きい。寝る時も、朝起きても、隣に彼がいること。この事実にすごく救われていると思う。私は誰かと共に暮らすことができるのだと、毎日驚いている。


2つ目は 暇 という概念の存在を知ったこと。

暇つぶしとか、時間を消化することを知らなかった。ゲームは無駄だと思ってハマれない。時間つぶしのアプリもない。SNSは情報を得るために開く。何もしていないように見えて、頭の中ではものすごい考え事をする。ずっと何かを考えている。隙間時間は勉強か読書か、何かしらの読み書き。

それをしても時間が余った。

そう、時間が余るということを初めて感じている。

暇ってこういうことを言うんだ~と思いつつ、これは私には無理だと、すること・できることを探す。そうやって家事を消化していく。私に暇は向いていないみたい。

でも、この余白のある生活のおかげで元気になれた気もする。生活の “余白” は今後も大切にしたいと思う。


3つ目は家事が好きだなということ。

時間が余る。何かしていても息抜きが欲しくなる。その息抜きが家事になりつつあります。家事が楽しい。
もともと甘々の実家暮らし。一人の時でも冷蔵庫のあまりものを適当に食べて、洗濯はしたことない。掃除も基本は自室だけ。自分のことを最低限だけやっていればよかった。そこから一変、掃除・洗濯・料理などほとんどはじめての家事をするようになりました。

思っているよりもずっと楽しい。アルバイトの居酒屋さんでお皿洗いはしていたので、むしろお皿洗いはきれいになっていく感じや水に触れるのが好きで意欲的にやっていました。ただ洗濯はちょっと面倒くさいけど、水回りの掃除はちょっと楽しい。料理はかなり楽しい。もっと作ってみたいと思うほどに楽しくなっています。

もちろん、今は時間が余るほどあるという条件付きだからかもしれないけれど、嫌なものは時間があろうがなかろうが嫌だろうし、そう考えると家事は割と好きだなと思います。

そんな気づきのある2週間でした。


◇◆◇


「1ヶ月みずちゃん貸してよ」の1ヶ月まで残りも2週間といったところ。
そもそも明確な期限とかは決めてはいないんだけれど。

たぶんこの言葉には2つくらい意味があるんだと思います。

1つは泣いてばかりいる私を放っておくことができなかったんだろうということ。
働いていた2週間ずっと泣いていた。涙を溜めていた。そんな私を実家に置くよりも彼のもとにいる方が彼的にも安心だし、私にとっても良いと判断したんだと思います。(きっとそれは正解)

そして2つ目は“1ヵ月”でなんとか決めなさいということ。
それなりにダメージは受けていたんだと思うけれど、幸いにしてダメージ期間はわずか2週間。働けるくらい元気なんだから、次の場所をそれまでに見つけなさいという目安なんだと思います。それに伴って、「どこで暮らすの?」という問題にも終止符を打ちなさいの意味もあると感じています。

1ヵ月は彼の家でお世話になる。その後はどこで、どう暮らしていくのか改めて考えてよってことなんだと思います。この1ヵ月は有難く、また情けないながら彼に全面的に頼っています。同じ新社会人なのに、本当に申し訳ないし、悔しいし、情けない。こんな状況の私を見捨てないでいてくれることに疑問を持ちつつ、ただ有難すぎると思っています。それに対して「なんで?」が尽きないし、何度聞いても正面から返してくれないので今求めることは諦めていますが、この状況を見た時に「なんで?」と思わない人はいないと思います。こんなことはあまり言いたくないけれど「今私のどこがいいの?」と毎日思う。会社にいい人たくさんいそうなのにね。

ここでそれはいったん置いておいて、そんな彼の優しさに甘えてはいられないと分かっています。それと同時に、同棲についてもう一回考えてよ、ということだとも思います。そもそも「1ヶ月みずちゃん貸してよ」のあとに「そのまま一緒に住んじゃおうよ」なんて言っているのだから、そういうことだよね。

私がその選択を決める前に、彼の意思も確認しよう。

まずは期限までの残り期間で持っている時間をふんだんに使ってお暇して、考えて、動いてみようと思います。

5月中にはお金を得ないと貯金が尽きます…
こんなことになるなんて思ってもみなかったので。

ひとまず頑張って動きます。



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