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布団に彼を置いて、片手にお酒、独り言

しっかり睡眠を取る生活のおかげで、夜は23時をまわるとようやく少しずつ眠くなるかならないかといった、超健康的な生活をしている。一方の彼はやはり大変なのか、帰ってくるなり愚痴をこぼす時間が日に日に増えていくのを感じた。そして食べるとすぐに寝てしまう。

起きていたとしても、結局最後は彼の寝息が聞こえてくる。そうなったら終わり。私は寝れなくて布団から出て、実家にひとり悩んでいる時と同じ行動を取っているから面白い。

プシューという音と一緒に窓も開けて月を眺める。こんな日は大体新月。良くてもぼやっと鈍く光ってる。生活音はほぼ無い。金曜日に限り闇が深まるほど人の声が響く気がする。車は時々走る音がする。深い闇の中の夜は驚くほど心細いときもあれば、その静かさに安心する日もあるから面白い。


自分の性格の理解は歳をとるほど深まるものなのは分かる。大学になってやっと少し、生きやすくなったと感じた。大学生の間は年々自分の扱い方を分かってきた。「もう私は大丈夫だろう」と思っていたけどまだだったらしい。こう考えると私は一生自己分析しないといけない気がする。

今の状況を客観視してまた分かった部分があった。

私は目標が無いと本当に動けないらしい。正しくは動き方が分からない。見切り発車ができない。ゴールがあって、途中にたくさんの小さい目標がある。それを順々にクリアしていく。そうするしか方法を知らないから、ただ生きているだけになっているみたい。そういえば浪人を決める前もそうだったのをふと思い出した。全落ちして、専門を受けるか浪人するか就職するか。何も考えたくなくて、燃焼し切ってしまったから考えられなくて放棄して遊んで遊んで暮らしいてた。1ヶ月遊んで新学期ぎりぎりで予備校に滑り込んだ。今、ゴールもなにもない。やりたいことは分からない。どんな仕事がしたいのかも分からない。働くとは怖いしやりがいを見いだせないし、でも働かないとただお金が減っていく。その恐怖と毎日戦っている。なんで生きているだけでこんなにお金がかかるんだろう。

学生時代は徹夜マウント、テストやばいマウント、余裕マウントなんてものが山ほどあって、何でそんなにマウント取りたがるのかただ不思議で、それなりの労力さえかければ徹夜しなくても点数くらい普通に取れるのに。やばいとか言ってる奴ほど点数取るし、その意味不明な駆け引きが嫌だった。一瞬勤めた会社でも残業すごいぜ風潮、金あるぜマウント、社畜マウントの話を同期や上司から聞いて、それだけでも十分うんざりだった。どこにいけばこういうマウントから解放されるんだろう。かくいう私もマウント取ってるかもしれない。いや、取っているんだろう。だから人の事なんて言えないよね。でもやっぱり言いたいんだよね。そんな矛盾を抱える自分が許せない。

マウントって言わばゲームで、恋愛もゲームみたいとか言うじゃないですか。駆け引きとか。私は絶対に向いてないって分かるんです。だから恋愛も嫌なんだろうなって。好きだから、好きだなと感じたら好きと伝える。それじゃダメなの?そして付き合っていたら愛したいし愛されたい。そう、最近愛され不足な気がしてたまらないんです。たまには愚痴をこぼしてもいいですか?いいですよね。暇だから、できる時間があるだけだけど彼と暮らして家事から、家事と言えないようなことまでやって、確かに彼は「ありがとう」って言ってくれるし、行動でも示してくれる。から、とても嬉しい。でも、ごめんなさい。足りない。もうさみしいの。好きな人から愛をもらいたいのはわがままでしょうか。恋人だから言う権利くらいはもってますか?例えあったとしても今の私に言えるくらいの自信なんてないのだけれど。

みんな働け働けと言います。そんなの私が1番よく分かってる。私だって働くべきなのは分かってる。嫌なほど分かってる。そして時間が経つほどにプレッシャーとなって重くのしかかり、またお金という現実問題を嫌というほど突きつけられる。分かってるの
私だって働きたい。このプレッシャーと現実問題から解放されたい。でも、ゴールがないと動き方が分からないの。みんな夢も目標も無いらしいじゃん。そんなことを良く目にするしよく聞くよ。じゃあなんで働くの?なんのために働くの?お金のためだけに働けるようには私できていないから、生きるため···▸そのためにお金が必要だというのなら、そのお金のためだけに働かないといけないのなら私は生活しないと思う。こんな私が働ける、勤められる環境があるのでしょうか。いや、無さそう。社会は思ったよりあったかいと思ったけど、やっぱりドライで冷たくて裏切られる。

さすがに働かないとって思ってるよ。ほんとにそろそろやばい。まあその「さすがに」も3回目くらいになってるけどさ。どれだけできないをできるに変えてきても、初めの一歩の大きさは変わらないし、失敗の恐怖もあるし、あるんだよ。その勇気は気持ちを+まで持ってこないといけなくて、でも私は最初---くらいからのスタートだから癒すのにも時間がかかったのよ。だからさ、あと少し待ってよ。そのうち勝手に動き出すから、動けば大体かなり上手くいくって分かってるから放っておいて。

ってこんだけ書くほど私はたくさん溜め込んでいるんだね。でも吐き出し方とか消化方法とか、今もまだ分かっていないのよ。ただ涙に変換するのが1番らくで効果があるの。だから泣く。泣いて泣いて、泣きまくる。できないなら本でもアニメでも見ればいい。共感して涙なんて出てくるから。やることは器用貧乏なのに、生き方はとことん不器用すぎてほんとに自分が嫌になっちゃう。そんな日もあるよね。許してよ。許さないと私は壊れちゃうよ。

さてどうやって復帰しようかね。とりあえず第一希望のアルバイトの選考が終わるまではこのままでいるよ。決まったら働くから。やっと見つけた、ちょっとやって見たいこと。というか、3年くらい前からやってみたかったこと。やっと挑戦できそうだから。挑戦しつつお金ももらえるならいいよね。選考落ちたら、片っ端から心が持つ限り受けるからさ。

実家に帰った方がお金は減らないけれど、むしろきっとほとんど減らないけれど、実家に帰りたくない理由が大きすぎる。辛くてしんどい時ほど父の力が発揮される。妹の高校後の進路の話で「うわ、やっば」と思った。今まで全く子育てしてこなかったのに、お金を出すことしかしてこなかったのに、突然進路に口出しするなんて。しかも「金出すのは俺だろ。言うこと聞け」って脅迫だよ。こっわい。それから妹は父と全く話してない。びっくりするほど会話ゼロ。私もしないけど最低限はしてるよ。
そして今「なんで辞めた?」と言われたから答えたら「甘えてんのか」「何してるんだ」をひたすらに言われ、答えても被せてくるから、ああこの人は私の話を聞く気ゼロなんだと、私も面倒くさいから口を噤む。論ずめならいくらでもできる。私の行動を正当化するつもりは無いけれど生きていればいいじゃんって思ってる。だって本当に死んじゃいたくなるから。そんな時があることを痛いほど分かってるから。でも父は「ちゃんと生きなさい」と。じゃあちゃんと生きれるように育児すれば良かったのに。これまで口出しゼロだし、部活の発表とかも誘ったって趣味優先で来ないんだもん。そんな人の話をこちらも優先できまい。だから帰りたくない。そんな人にお金を出してもらって文句言われる生活を送るのなら、仕方なくでもとりあえず最低限は働くよ。でもそれも長くはできないことは分かってる。割り切った仕事なんて私にはたぶん無理。少しでも興味や好きがあればできるけど、無いものは続けられない。だったら死んじゃう、かな。


なんで生きてるだけでお金かかるんだろう。ほんとうに死んじゃったほうがましだ。今日は金曜日でした。金曜日くらい久しぶりに飲んで酔って、彼に話で聞いてもらえば良かった。シラフで話せるほど私は思ってること話すの上手じゃない。だから書いて吐く方法しか知らなかったのだよ。彼には泣くことに甘えるなって言われるけどそんな数ヶ月じゃ無理だよ。人生ずっと、10数年間泣いて泣いて泣いて書いて書いて、泣きながらぐちゃぐちゃになりながらなんとか紙に書き起こして人間の形を保ってきたんだもん。いきなり口に出せなんて難しすぎるよ。あーあ、話しちゃえば良かったな。話したらスッキリしたのかな。ちょっとは重荷を置けたのかな。そしたら動く活力が湧いてきたかな。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

生きるのって難しい。働くも難しい。
自分を理解するのが一番難しい。
未だに扱い方すら分からない。なんでこんなに生きづらいと思いながら生きないといけないのでしょうか。

大体健康、心以外

生活の「活」ってさ、ふらっといなくなって
屍のように生きるだけの今日みたいになってさ
うだうだはなしていても
根からの解決にはならんけど、
なんだかいける気がして生活に戻る

くじらさん
今の私は屍ですよ。

音楽は、くじらさんは、
いつもこうやってちょっと救ってくれるのだよ。


明日は彼くん構ってくれるかな。かまって欲しいなあ。めいいっぱい甘やかしてほしいな、いつも以上に甘やかすからさ。めちゃめちゃに酔って、勢いに任せて抱える愚痴とかプレッシャーとか重いものも全部、口にできたら少しは軽くなれるのかな。だったら出してみたいな。でも怖いんだよな。それを私はずっと抱えているんだけどね。彼に話してらくになることはわかっているけどいつも怖いんだよ。だから溢れるぎりぎりまで話せないんだよ。そんな勇気あったらこんな拗れた性格してないもん。ああ今日は全部忘れてそろそろ寝ようか。

これ全部頭にあっても出せなかったけど、もうやってらんないって出してみるとちょっとは良くなるね。さっきまで聞こえてた寝息が聞こえなくなって、彼くんはぐっすり眠ったようです。

おやすみなさい。いい夜を。いい夢を。

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