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同じ深さまで潜ってくれることが必要なのかも

私は話さないことがとても多い。

考え事100%のうち
知りたいレベルに話すことは15%くらいで
友達には30%

彼にも50%も話していないと思う。


本音や弱音を声にすることはとても苦手

こうやって書く分にはスルスルと出てくるのに
それが声にするとなるとぐっとハードルが上がる。

だからなんでも書ける、そして聞いてもらえるnoteの場は、私にとってとても貴重で大事なもの。

思ったことを声にしようとすると、
話したいことも喉元で絡まって
ぐちゃぐちゃになって大きな塊になって
それが喉でつっかえて出て来れなくなってしまう。


それでもほんの少しだけ、普段よりも本音が出しやすい場面があった。

それは電話だった。

でもそれは、電話だからという理由じゃないことが分かった。


◇◆◇


はじめてのデートのときのこと聞かせてよ

寝るとき、ふと彼が言った。

はじめてのデートは一日中歩き回った、人生一歩いた日だった。よく喋る人だな、面白いなあ、なんか楽しい。めちゃめちゃ緊張していたけれど、純粋に楽しかったなと思っていたことを話した。

その後が初のドライブ。こちらはこちらで緊張していたけど、やっぱり私は純粋に楽しんでいた。普段だったら、話すようになって1ヶ月程度でサシ飲み、2人で遊ぶことなんて、絶対にしない私がそれをし、純粋に楽しめるなんて、すごいなあと思っていた。

彼くんはどうだったの?
と、彼にも話してもらった。

あのときは、〜〜〜だったよね。

それからその後のことも話した。


いつもよりも心の奥の方まで潜って「あの時私は何を思って、なにを感じていたんだろう」と深く深く、2人で潜っているような感覚だった。

何を話しても大丈夫
良い言葉が見つからなくても、
今なら伝わるような気がする

そんな不思議な感覚に襲われていた。
これは彼との電話でいつもより本音や感情にちかい部分を話す時と同じような感覚だった。
ふわふわして、心地よくて、あたたかくて安心する。
ここだけバリアかなにかで守られているような、安心感があった。

その心地良さに、いつもならつい隠してしまうようなことまでも、今なら話せるんじゃないかと、そんな気がした。

この日はだんだん眠くなってきて、そのまま眠ってしまった。


けれど、このまま彼と一緒に心の奥まで潜ってくれたら、話したいけど話せない、話すのが難しいことも、声にすることができるような気がする。

話したいけど話せないこと
声に出したくないこと
そんな場面では話せるのかもしれないな

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