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電話って意外といいものかもしれない


電話は幼い頃からずっと苦手。

相手の顔が見えなくて不安になるし、いつもは顔を伺いながらだから話しやすいものの、電話は声だけで判断しないといけなくて、考えることが桁違いに多くなるような感じですごく疲れる。

恋人との電話もそう。
誰かと付き合うと長電話を求められるけどら1ヶ月もすると嫌気がさしてくる。毎日なんて絶対ごめん。

そんな私が、1ヶ月ちかく彼と毎日電話している。遅くまで会っている日も帰ってから電話するようになってきた。最近は、クリスマスプレゼントにと渡したアドベントカレンダーを日にちが変わるのと同時に開けて報告するために電話する。
彼との電話は私の日常になっていた。


*↟⍋*↟


私が風邪をひいて熱を出して、会えなくなってしまったので、久しぶりに長電話をした。

その時、聞かれた。

俺のどこが好きなの?

この返答をnoteにして、結局伝えられていなかったので、ようやくちゃんと伝えられた。


そんな話をしていたら懐かしい話になった。
付き合う前のこと。
「あの時どう思ってたの?」なんてありがちのはなし。
久しぶりのそんな話に楽しくなってしまって、嬉しくなってしまって、夜22時すぎから最後に時計を見たのは3時30分。とんでもなく長電話をしてしまった。

久しぶりにいい話したな〜聞けたな〜
嬉しいな〜とほっこりした気分のまま眠りについた。


そんな話できるのって電話くらいな気もするなと思った。
もちろん、好きって気持ちは目を見て伝えたいし伝えるけれど、「なんで」とか「どこが」とか、昔の話とかは電話の方が話しやすいなぁと思うようになってきた。

彼とそういった話をしている時はいつだって電話だったから。


*↟⍋*↟


電話は伝えられる情報が少ない。
私はその点が嫌だったんだけれど、それがむしろ彼とはいい方向に働いてるのではないかと思った。

言葉でしか伝えられないから、ハグとかキスとかそういった身体で伝えることに逃げることなく、気持ちを全面に伝えられる。

言葉しかないからこそ、できる話なんじゃないかなって思うようになった。

そう考えたら、付き合って会いやすくなり、すぐ会いたくなっちゃうけれど、こうやって電話する時間も必要なのかもしれないと思うようになった。
もちろん、会えるだけ会いたい。でも、電話だからこそ “しやすい” はなしってあるんだなと思った。

電話も悪いものじゃないかもしれないね。

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