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6皿目 働く人の味方、ガッツリ大満足の店ー志摩|元気の出るカツカレー

取材で日本全国を飛び回っている編集チームの一員・T郎が、旅先で食べたカツカレーをゆるーく紹介していきます。ご当地ものや地元の名物というわけではありませんが、いつも頼んでしまうのがカツカレー。旅先で食べるカツカレーは、旅の開放感が背中を押す「ちょっとした贅沢」であり、旅の続きを楽しむための活力の源なのです。

五皿目“ジャズ喫茶のような洋食屋さん—ビストロ・ミカサ”はこちらから


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働く人の味方、ガッツリ大満足の店

県別の魅力度ランキングでいつも最下位を争ってしまう茨城県。でも実際はたくさんの魅力が満載の県なのです。今回の取材で訪れたのは北部の素朴な漁港「平潟」や古い街並みが残る「常陸太田」、焼き物の町「笠間」などなど。時間が足りなくてまわりきれなかったほどです。


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藤の花が見頃を迎えていた笠間稲荷神社


そしてこの日のランチは、石岡市にある食堂「志摩」。生姜焼きやハンバーグが人気で、デカ盛りが評判のザ・定食屋といった趣のお店です。
カツカレーを狙ったわけじゃないのに、偶然メニューにカツカレーを見つけた時のうれしさといったら! 迷わず注文しました。


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平日のお昼時とあって、地元のサラリーマンらしき人が続々と訪れてはデカ盛りをかき込んでいました。これは期待が膨らみます。


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店内はそこそこ混んでいたのですが、待たされることなくすぐにカツカレーがやってきました。驚きの速さです。さすが、サラリーマンを相手にしているお店ですね。このスピードも人気の理由のひとつかもしれません。


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カツカレー980円


どうですか、この堂々とした盛り、そして色艶! カツカレー好きである前にただのカレー好きでもあるワタクシ、基本的にはどんなカレーも美味しくいただくのですが、なかでもこういう濃い色をしたカレーが好みなので、テンションが上がります。(デカ盛りと聞いて内心少しビビっていたのですが、カレーはそこまでではなくホッとしました)

サラサラのカレーも美味しいですが、こういうドロっとした、いわゆる「二日目のカレー」的なルーは存在感もあるし、どこか働く人の背中を押すパワーを秘めているように感じてしまうのはもはや妄想でしょうか。大きめの肉がゴロゴロ入っていて全体のボリュームをさらに増しています。

はやる気持ちを抑えて、まずはルーとご飯をパクリ……、一口で悟りました。今日は大当たり! うまい! 好みど真ん中です。甘みのあとにくる少しの辛さが、食欲をさらに刺激します。

続いてカツ。衣はもちろん揚げたてサクサク。肉はカレーの邪魔をしない、しかし満足感を得るのに十分なほどよい厚さ。カレーがしっかりカツに絡むので、ハーモニーを堪能できます。


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けっこうな量だったのですがあっという間に完食。盛りも味もガツンと来る、気前のいい一皿でした。


志摩
茨城県石岡市鹿の子1-11-4
0299-23-8282


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