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映画記事まとめ

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映画に関する記事をまとめています。
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2022年9月の記事一覧

トム•クルーズの『レインマン』を午前十時の映画祭で見てきたー地味だけど名作

午前十時の映画祭 午前十時の映画祭では、昔の映画を一定の期間劇場で見ることができます。 これを利用して娘とバックトゥザフューチャー1.2.3など、私が若い時に見た映画を劇長でよく一緒に見ていました。 レインマンは9/22(木)まで、全国の対象映画館で上映中です。 もうこの映画をスクリーンで見る機会もないかと思い、行ってきました。 『レインマン』のあらすじ 今はNetflixやAmazonプライムなどの配信サービスにありませんが、配信されたら、あらゆる人に見てほしい作品で

夜中に見たい【映画】①

こんにちは、montaです(*´ω`*) 夜中に映画を見ることが多いので、夜中派の人に見てほしい映画を紹介します。 少しいかれた映画好きな人にもおすすめです。 『ウルフ・オブ ウォールストリート』あらすじ 不正が横行し果てしのない欲望が渦巻く街に住むジョーダン・ベルフォート。ブラックマンデーに襲われ、会社は倒産。失業したジョーダンだが、妻が「株式仲買人」の求人を見つける。コンピュータもない粗末な事務所で、巧みなセールストークであっさり2000ドルを稼ぎ皆から英雄扱いされる

「ビューティフル・マインド」(アメリカ映画)

ノーベル賞受賞、ジョン・ナッシュという実在の人物を描いた映画です。ゲーム理論という数学理論を生み出した方なんだそうです。とはいえ、順風満々の人生・・・というわけではなく、総合失調症に苦しむ日々だったようです。 彼は天才だった。 けれども、天才といえども、一人孤独なままでは、おそらく、大成は難しかったのかもしれません。彼にはサポートする人がいたからよかったのかもしれません。 一昔前のNHKスペシャルでポアンカレ予想を解いた天才数学者の特集が組まれていました。彼は若い時から天

映画『LOVE LIFE』

 この物語の鍵は作中に出てくる『オセロ』かなと思いました。オセロとは白と黒。人生はオセロのように白黒はっきりとはいかない、これが私が受け取ったメッセージかな。  主人公は6歳の男の子を連れて再婚した妙子。職場の後輩に慕われる夫との3人暮らしは一見、幸せそうだ。しかし向かいの団地に住む義理の父母とは良好な関係とはいえない。さらに夫の職場で働く元カノや、蒸発していた元夫なども現れ、いろんなことが起きる。不安定な状況の上に、不安定なことが重なる。上から一生懸命蓋をして、なかったこ

「バスキア」(アメリカ映画)

バスキアの絵を見ていると、どこか野性的なものを感じます。ルールを取っ払ってしまった、、かのような。 普段は、一般的なルールや、日常社会の中で生きているので、ある程度の規範の中でくらしている。けれども、それを取っ払ってしまったら、こんな風なイメージになる。 それをキャンバス上に、塗り込めているような気がするんですよね。 でも、その規範を取り除くということは、日常社会からみると、いわゆるひとつの「はみ出し者」になってしまうことでもあり、これは孤独であるといことでもあります。

映画『ラストナイト・イン・ソーホー』

今回は、映画『ラストナイト・イン・ソーホー』を見たのでレビューをします。 ハリウッド映画とちょっと雰囲気異なって、アートなヨーロッパテイストなイギリス映画です。 イギリス映画はそういうのも多くて、興味深いので面白そうなの見つけると観ています。 簡単にあらすじを書くと、ロンドンで服飾デザインを勉強して成功したい1人の女の子が、周りの雑音に悩みながら成長する話です。 そして、話の肝はこの女の子には第6感があるんですよ。幽霊が見える。。だから、たまにタイムスリップしたり恐怖

映画 『死刑にいたる病』

公開直後、観ることが怖くて時期を引き伸ばして今になってしまった。 映画『死刑にいたる病』を観た。 何をしても面白くないと感じ鬱屈した生活をおくる大学生の筧井雅也の元に、ある日突然一通の手紙が送られてきた。その手紙は、24人の若い男女を猟奇的な方法で殺害した犯人である榛村大和からの手紙だった。 拘置所から送られてきたその手紙には『会いにきてくれませんか』と書いてあった。 雅也は数日間いろいろ考えて榛大和に会いに行くことにした。 面会室で雅也は大和から思わぬことを聞かされる。そ

【映画感想】シークレットな要素が多すぎる… 映画『シークレット ウィンドウ』

1時間30分で短めのミステリー映画です。 スティーヴン・キングのミステリー小説を原作としていて、ジョニー・デップも出ている割にそこまでメジャーじゃないのが不思議な作品です。 短い映画の割には全然面白かったと思います^^ あらすじ 人気作家レイニーの前に、彼が自分の小説を盗んだと糾弾する男シューターが出現。身に覚えのない言いがかりに困惑するレイニーだが、その日から彼の周囲で奇妙な出来事が続出する。 ジョニー・デップが妻と別れた孤独な小説家レイニーを演じていて、哀愁たっぷ

映画🎞 『50歳の恋愛白書』

戯曲家アーサー・ミラーの娘であるレベッカ・ミラーが、原作・脚本・監督を務める中年女性のラブストーリー。 紆余曲折、歳上男性と結婚し、紆余曲折、年下彼氏と新しい旅立ち。 豪華出演者たちに期待しますが、なんてことない地味な作品。 でも、人の人生なんてこんなもの。山あり谷あり、大小、誰の人生にも起こって、泣いたり喚いたりしながら生きている限り、先へ向かわないといけない。 50代だから、母だから、妻だからなんて真っ当である事が馬鹿らしく思えたりする時もくる。 当たり前、一般的と

¥500

◆レビュー.《ターセム・シン監督の映画『The Cell』》

※本稿は某SNSに2019年5月13日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  インド出身の映画監督ターセム・シンのサイコ・ホラー『The Cell』見ましたよ! <あらすじ> ある日、先進的医療を行うキャンベルセンターに、昏睡状態に陥った連続猟奇殺人事件の犯人カール・スターガーが運び込まれる。  彼から囚われの身となっている女性の居場所を聞き出さないと、女性の命が危ういというのだ。  しかし、殺人犯のスターガーは現在深い昏睡状態に陥っていて回復の見込みはな

【映画】 アバウト・タイム ~愛おしい時間について~

イギリスの映画 「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」  とても大好きな映画。 SF恋愛映画、と銘打っているけど 私は、この映画、恋愛というか家族愛がテーマのような気がします。 内容は、 21歳になった主人公はタイムトラベル能力を手に入れた。 能力を手に入れられたのは、主人公の一族の男にはタイムトラベル能力があるのとのことだった。 自分の過去にしか行けないが、その能力を生かし、愛と幸せを手に入れ人生をより良いものにしていこうとする。 ……というお話。 見

ジョン・ウィック 元祖ガンフー映画!

「ジョン・ウィック」をアマゾンプライムビデオで鑑賞しました。 アクション好きの人の間で評価の高い作品です。 結論、かなり面白い作品でした。続編が出まくるのも、納得です。 今回は「ジョン・ウィック」をより深く味わうための解説記事をお届けします! STORY 引退した殺し屋が再び立ち上がる系のお話です。 序盤でとても悲しいシーンがありますが、そこさえ乗り越えれば爽快かつ無双感を味わえる、スピード感満載の映画です! チームマトリックス再びジョン・ウィックは、キアヌ・リ

【映画】 (r)adius ラディウス

(r)adius ラディウス『The X-Files』のような映画かと思いきや違った。 SFのようで違う、ミステリーのようで違う。 鑑賞後、なんとももやもやする映画でした。

映画『さかなのこ』、沖田節炸裂!

この映画大好きです。 16ミリフィルムの温かさ、ホームビデオのような懐かしさ。最初から最後までこんな温かい気持ちでいられる映画なんて久しぶりに観た気がします。 正直なところわたしはさかなクンをあまり知らない。でも何者?とは前から思っていた。妙なハイテンション、甲高い声、「〜でギョざいます」を連呼する人。そのさかなクンをのんが演じると知り、「のんが出るなら観るしかないな、チッ」くらいのテンションで劇場に行ったものだ。 しかし、わたしが間違ってた。 『さかなのこ』は何もかも予