ルーツ旅立ち前④私はどこかおかしい😰その原因を探るためのルーツ探し
▼応仁の乱が日本史のターニングポイント
「応仁の乱って、なにが大事なんですか?」と、私は田村さんに尋ねました。漠然とした質問ですが、ほかに聞きようがないので仕方ありません。
田村さんがいうには、応仁の乱をきっかけに戦国時代が始まり、それまでの日本が大きく変わることになったのだそう。
1467年に京都で始まったお家騒動は、いつしか日本を東西にわける大きな内乱に発展し、それが下克上の世の中を生み出して、色々あって近現代の歴史につながっていきました。
実際には、かなり詳しく話してくれたのですが、私は半分も理解できなかったので、これぐらいざっくりまとめるしかありません(期待していた方、すみません)。
なんにせよ、応仁の乱が日本史のターニングポイントであることはわかりました。
そこで私は、応仁の乱はひとまず置いて、これから自分のルーツ探しをするにあたって、何かアドバイスをもらえないか聞くことにしました。
▼人はなぜ自分のルーツを知ろうと思うのか?
実は、父が亡くなる前(応仁の乱について話を聞く前)から、すでに私は「自分のルーツを知りたい」と思うようになっていました。
それまで私は先祖について全く興味がありませんでしたが、その3年前に母が亡くなり、父も入退院を繰り返していよいよ危ないという段になって、「今のうちに自分のルーツを知っておかなければ」と、焦りにも似た気持ちを抱くようになったのです。
おそらく人が「自分の先祖について知りたい」と思う時、そこにはさまざまな理由があるはずです。
私はこのどれにもあてはまりませんでした。繰り返しますが、もともと自分の先祖には全く興味がなかったのです。
私が生まれ育ったのは新興住宅地で、実家に仏壇はなく、先祖を大切にするように教えられたこともありません。
また、私は高校卒業後、東京の大学にに進学して、就職・結婚・出産と、それなりに満足のいく人生を送ってきたので、過去に希望を託す必要もありません。普通に考えると、わざわざ先祖を探す理由はなかったのです。
▼実家や自分自身に対する疑問がふくらんできた
それでも、私が自分のルーツを探さずにいられなくなったのは、年齢を重ねるにつれ、実家や自分自身に対する疑問がふくらんできて、それに耐えられなくなったからです。
その原因は、なんとなく私のルーツにあるような気がしていました。
詳しくはおいおい書きますが、私の実家は、色々な意味で普通の家庭ではありません。子どもの頃から、自分の家族について学校の友達に話せないことが多く、常に恥ずかしいような、後ろめたいような気持ちを抱いていました。
そして、私の実家がおかしいのは、もしかしたら母方のルーツ(特に曽祖父)に原因があるんじゃないか。
はっきりと言葉にしたことはありませんが、心のどこかでそう思っていました。
▼自分のルーツに向き合わなければならない時が来た
でも、そんなことを考えても仕方ありません。たとえそうだとしても、実家の問題が解決するわけではないのだから。
私はそんな風に、ずっとそのことから目をそらし続けてきましたが、段々自分に対する違和感がふくらんで、もう気持ちが抑えられなくなってきました。
私はついに、そう覚悟を決めました。
サポートありがとうございます! 近々、家系図のよくわからない部分を業者さんに現代語訳してもらおうと考えているので、サポートはその費用にあてさせていただきます。現代語訳はこのnoteで公開しますので、どうぞご期待ください。