ヒトとサルの境目
武術研究家のモノノフです✊
武術研究の一環と動物好きというのが合間って、
ヒトの進化などについても研究しています👫
そこで『Science』という超有名雑誌でとんでもない実験が取り上げられました。
「Human-specific ARHGAP11B increases size and folding of primate neocortex in the fetal marmoset」
ちょっと意訳になりますが、わかりやすく言うと、
「ヒトにしかない遺伝子のARHGAP11Bという遺伝子をマーモセットというサルの受精卵に入れたら、脳の成長をすごく促進したよ」
という内容です。
日本とドイツの合同チームの研究です🇯🇵🇩🇪
詳しく説明しましょう🐵
ヒトという動物とチンパンジーという動物は遺伝子がほぼ同じです。
９９％ほど同じで残りの１％にヒトとチンパンジーを分ける何かがあるのではないかと言われています。
遺伝子は１％しか違わないのに、脳の体積がヒトとチンパンジーでは３倍ほど違うのです。
その１％の中に通称『知恵の実遺伝子』と言われている遺伝子があります。
それがARHGAP11Bです。
どの種類のサルにもなく、ヒトにはある遺伝子です。
この遺伝子が脳の発育に大きく影響を与えている
のではないかと言うのです🧠
実験方法はこうです。
マーモセットという種類のサルの受精卵にARHGAP11B遺伝子を入れます。
哺乳類は原則受精卵と言われる１個の細胞から細胞分裂をして、
１個体になります。
なので、受精卵の段階で遺伝子を組み込んでしまおうという作戦です。
なお受精卵は哺乳類の場合、性交をして、オスの精子とメスの卵子が受精することで受精卵になります。サルの性交については、少し雑学があるのですが、それは後日リンクを貼ります。
そして、ARHGAP11B遺伝子の入ったマーモセットの受精卵を観察していくことになりました。
結果としては、なかなかとんでもないことになりました。
受精から100日後、サルの胎児の脳は通常の胎児に比べ
大脳新皮質が２倍の厚さになり、
脳細胞を作る幹細胞が大幅に増加したのだ❗️
それだけに留まらず、
この時期のサルの脳には見られない
脳にシワ構造が現れ始めたのだ❗️❗️❗️
脳のシワ構造と言われてピンとこないひとも多いかとは思うが、
脳のシワ構造とは脳を効率的に収納するために、
折りたたんで収納することなのだ。
（意訳の「脳の成長をすごく促進したよ」のところは、大脳新皮質のサイズと折りたたみ構造の増加と書かれています。）
要するに
とんでもなく脳が発達し出したのだ❗️❗️❗️
ここで、研究者は決断に迫られます。
『このまま出産まで至っていいのか？👶』
ということです。
おそらくヒトに限りなく近いサルが生まれる。
これは倫理的に許されるのか⁉️
生まれてきたサルの行動変化に対応できるのか⁉️
ということです。
悩んだ末に『中絶』という決断になりました。
倫理的な問題その他の問題などクリアできないという判断でした。
そもそもこの実験も相当ヤバイように思いますが、
実験には倫理規定というものがあり、
それに則った範囲でされているということになります。
ちなみに中国はそのあたりの倫理規程が緩い傾向にあり、
結構問題のある実験をされている傾向があります。
問題のある実験をしているぶん、
科学的な進化の情報も多いという難しい側面もあります。
この手の問題は中国がよく取り上げられますが、
他の国でも表に出ていないだけでされているというのが
僕の考えです。
軍事目的の実験という位置付けであれば、
軍事機密に分類されるので、調査は入りませんし、
かなりヤバイこともしているのではないかと、、、
勝手に妄想しています😈
さて、本題に戻りまして、結局『知恵の実遺伝子』は脳の成長に大きく関わってくることはわかりましたが、生まれた個体にどのような変化をもたらすかまではわかりませんでした。
一応武術研究家ですので、サル🐒やチンパンジー、大型霊長類のゴリラ🦍やオランウータンがヒト並みの知能を持ったら勝てるのか？ということを考えてしまうわけですが、これは
間違いなく100%勝ち目がないです❗️
身体能力が違い過ぎます。
距離感にもよりますが、ハンドガンレベルでは持っていても
まず勝てないでしょう。
ライフルや散弾銃を持っていて距離感があって、
やっと勝ち目が出てくるかなぐらいです。
AIの進化で、機械にヒトが滅ぼされるみたいな
『アイロボット』みたいなことがあるかもという現代、
なんと『猿の惑星』みたいなことも起きるかもしれないという
映画のような話🎥
でした。
皆さんも妄想してみてください。
モノノフ
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