見出し画像

もう少し早くに読めてたらよかった!「科学的な適職」

めずらしく(笑)、本の紹介をします。適応障害になる前とか、休職中にちゃんと読めていたらよかったなぁとも思うので、なんで読むのが遅くなったかも含めて書きます!

その本は、転職関係のnoteでもよくみかけるこちら。
「科学的な適職」/鈴木祐:著

読んでなかった理由と読むきっかけ

のっけから感想でなく経緯ですが・・・
転職を考えはじめたとき、図書館で色んな本を読もうとして、「天職」とか「適職」とかのものも読みかけていたんだけど、どうもしっくりこなくて。よくわからないモヤモヤを増幅させるのもなぁ、と思って候補に入れていたこの「科学的な適職」は読まないままになっていました。

当時のモヤモヤは、厚労省のJob tagの診断だったり、16パーソナリティなんかをやっても「うん、まあそういう性格や強みは持ってるよね」とすでに自覚していることが多かったり、ざっくりしすぎて業種や職種の参考にならなかったり、逆におすすめされるものは、できると思うけど好きにはなれないだろうものだったりしたことにあります。
また、「自分の得意な部分を活かして仕事をしていたはずだけど、それを潰されてきた感覚」というのもあったので、性格や強みを改めて活かそう!と言われても、同じことを繰り返しそうで怖かったんです。

だから、先入観として「この本でも結局同じようなことが書いてあって、意味ないかも」と思っちゃってたんですよね。

ただ、3月になって転職活動が終盤になり、結果を待ちながら決断もしなければということになったときにどこかでタイトルをみかけて、やっぱり読んでおこう、と思いました。

内容と感想

ネタバレにならない程度に……と、一応意識します。
でもスレスレかも笑

端的に言えば、「今の仕事や次の仕事を、複数の観点で客観的に評価する方法」が全体を通して書いてあります。

Amazonのページで帯にものっている「伸びる業界に」「強みや適性重視」への言及は、私のモヤモヤに寄り添ってくれる内容でした。
今の状態を客観的に評価して考え、次のステップ(転職せずスキルアップ、転職、異動等)を深く考え、行動していくためのガイドみたいな感じです。

また、研究論文等から分かっている合わない・ストレスのかかりやすい状況・職場環境の解説を読むと、「たしかにこの観点でみたら私が体調崩したのは仕方がなかったわけだ」と、改めて自覚できたりもしました。
なんだかんだ、体調を崩したのは悔しかったし、退職を選んだことも、どこかで「自分でもう少し何とかできたのでは?だって数年は働いてた環境じゃん」、と思っていたところを、「いや、少なくとも当時のその環境は無理よ」と諭された気分です笑

人それぞれ読むタイミングで感想も変わってきそうだなとも思います。
必ずしも転職を推す本ではないので、私自身勤めはじめ頃に手にしていたら、「いやあ、今のところに来れて良かったなぁ」と思っていたでしょうし、学生のときに読んでいたら就職活動の仕方が変わっていたかもしれません。今から1年後に読んでも違う感想かもしれない。

でも、いろんな「こういう仕事がピッタリ!」とか「得意なことで活躍!」みたいなものに疲れて来ていたら、ぜひ読んでみて欲しい本です。


この記事が参加している募集

#読書感想文

189,460件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?