「Googleが掲げる10の事実」に学ぶマーケティング初期に重要な3つのポイント
インターネット上でのマーケティングやブランディングを意識した際、Google の検索で上位になるということは、非常に有利であり意識されるものだと思います。
SEO を重視するあまり、過激な言葉、人を騙すようなコンテンツ、いわゆる炎上案件などを利用してアクセス数を稼ぐような手法も目立ちます。
これらのコンテンツがアクセス数を稼ぐことが出来れば価値があると言えるかもしれません。
しかし、本質的に Google は価値が低いコンテンツを望んでいません。
以下は、"Googleが掲げる10の事実"
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
10. 「すばらしい」では足りない。
Googleが望む良いコンテンツとは何か?
また、ユーザーにとって価値がある情報とは何か?
Googleが掲げる10の事実の中でも特に、マーケティングの初期段階で重要と思われる3つの項目を軸に考えていきたいと思います。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
ネットを使っての商売を考えた場合、アフィリエイトや情報商材、広告宣伝費など、大衆に呼びかけて、誰かがそのコンテンツにアクセスすれば自分の収益になる稼ぎ方をイメージされるのではないでしょうか。
YouTube やブログの広告収入を意識した場合、その情報はより多くの人に届いた方が収入を獲得できる可能性が高いため、誰もが分かるようなニュースを取り上げられます。
例えば、不倫、犯罪、不祥事のような炎上を狙ったニュース。
他にもテレビで取り上げられた流行りの映画、お笑い、芸能人の結婚等、老若男女誰もが一度は耳にしたことがある内容を取り上げることで、一定数のアクセスを得ることは可能です。
しかし、多くの場合、これらの誰もが発信する情報を乱立させて、ユーザーの関心を惹き続けるのは困難です。
大手メディアが著名人、専門家を起用して、ユーザーの関心を惹くため、無名の誰かの意見を聞きたいという欲求がないためです。
著名人、専門家がコメントするのであれば、期待を持ってその情報に接することができますが、無名の誰かの情報を積極的に知りたいと思う人は多くない。
つまり、ユーザーにとってあなたが価値のある存在になる必要があります。
何かしてあげたいという気持ちが伝わってくるような、自分の人生を豊かにしてくれる人であり、これらの行為はある種の"プレゼント"とも言えます。
それが"誰かにとっての何者か"ということであり、決して数字を追い求めていた先にたどり着くものではありません。
目の前の誰かにとって有意義な存在であるということの積み重ねが結果として数字になっているということです。
例えば、以下は最近自作PCの制作に参考にさせて頂いている"あーさん"の動画ですが、その丁寧さに脱帽しました。
彼の動画はとてもシンプルですが、説明の手順、撮影方法、トークのテンポどれもユーザーに伝わるような細かい配慮が垣間見えて、非常に好感が持てます。
コメントにも"これは後世に残る動画"と言われるほど、ユーザーにとって有益な情報です。
このような有益な情報が求められていますが、"使える情報"だけが、有益とは限りません。
今のところnote読んでもらえそうなコンテンツは約80000人のフォロワーがいる"けんすう"さんの記事から引用すると以下の3つです。
1.情報:ニーズがあれば読んでもらいやすい
2.日記:その人個人に興味がないと読まれない
3.主張:過激なものは読んでもらえる(長期戦はつらい)
日記や主張のような感情に訴えかけるコンテンツももちろん読んでもらえますが、何者でもない人の日記や主張であれば少し難しいかもしれません。
これらをまとめて、『無理せずnoteを続ける方法』をまとめた記事にしていますので、もしよろしければご覧ください。
では、我々が出来る大手メディアよりも有利な情報とはどのようなものでしょうか?
それが、次に説明する"Googleが掲げる10の事実"の″2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番”です。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
自分が思っていることを羅列しただけの文章は相手にとってプレゼントになりません。著名なブロガーの方々が、今日食べたランチなどを発信するだけだとフォロワーが伸びない、などと言われているのは典型的な例です。
それがユーザーにとっての有益性が明確でない情報は、継続してみてもらえる可能性が非常に低くなります。
ランチの情報であれば、価格、場所、味、お店の雰囲気、店員さんの態度などの詳細が詳しく紹介されていれば、ユーザーにとって有益な情報と言えると思います。
しかし、多くの人に見てもらえそうで、かつ価値がある情報という観点で記事を書こうとすると、書くべき内容の選定に苦労するかもしれません。
最も簡単に価値のある情報を発信するには、自分が感動したもの、役に立つと感じたものを相手に出来るだけわかりやすく伝えるということです。
自分が感動したもの、役に立つと感じたものというものは、往々にして自分が日頃から接している情報の中にあるものです。
・映画好きな人が感動した映画を語る。
・車好きの人が役に立つ車の情報発信する。
・カフェ好きな人がおすすめカフェを紹介する。
これらは一見どこにでもある情報のように思えますが、そのジャンルに触れる時間が長く、独自の意見を持っていれば、いつのまにか自分独自のコンテンツになっていきます。
映画、車、カフェの様な少し調べればわかることでも、知らない人にとっては意外と見つけるのに苦労するような情報であることが多いです。
先日筋トレ好きの友人から、プロテインの情報を教えていただきましたが、彼曰く、"調べれば誰にでもすぐにわかりますよ。"とのこと。
しかし、自分で探すとなるとやはり難しい。
そのジャンルについて、ユーザーが真っ先が真っ先に思い浮かべるのがあなたであれば、それはユーザーにとって代え難い有益な情報になります。
リアルのコミュニケーションやzoomなどの対面可能な場所では更に有効な情報発信となります。
オンライン上では無数の似たような人がいても、あなたが直接その情報を届けられるような関係を築くことが出来れば情報以上の価値を届けることができ、より信頼を得ることが出来ます。
先程のランチの情報であれば、最初は特定地域の特定ジャンルが良いかもしれません。
例えば、大分県湯布院のカフェを極めて、大分県湯布院のカフェの事ならこの人に聞けば間違いないという立場が確立できれば、これ以上強いものはありません。
これは、いわゆるブランディングの観点でも同様のことが言えます。以下はブランディングに関する記事ですのでよろしければご覧ください。
3.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
SNS やオンラインを使ったマーケティングお金稼ぎについて最初に考えるべきことは、その時間を生きるということが自分の人生にとってどんな意味があるかということです。
いつか終わる人生。
自分にとって、意味が無いと思うような時間を過ごす必要はありません。
死ぬ前に、いろんな人を騙せてよかった!
と思う人はそう多くないはずです。
お金を稼がなければいけないのは事実ですが、現在のビジネスの観点から言っても詐欺師はコスパが悪いと言われています。
以下、西野亮廣さんの2020年4月5日に『西野亮廣エンタメ研究所』のVoicyで収録されたものを一部要約すると。
"詐欺師は新規顧客を獲得し続けなければいけないし、バレたら捕まってしまう"
つまり、ビジネスの観点から考えてもコスパが悪い。
少し前のオフラインでのコミュニケーションが主流の時代であれば、人を騙して逃げ切れることが多かったかもしれません。
しかし、オンラインで繋がり、過去の実績が残り続ける現代において、人を騙した人間が逃げ切れる確率は少なく、一度人を騙したという事実が、時限爆弾のようにいつ爆発するか分かりません。
ユーザーにとって有益な情報を発信しようと思えば、騙すという手段を使うことはないと思いますが、ふと欲が出てしまった時、気が抜けてしまった時に、間違った情報を伝えてしまう可能性もありますので、気を引き締めたいところです。
自分もまだまだ足りない部分が多いですが…
出来るだけ分かり易く情報発信できるように心がけたいと思います。
4.まとめ
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
ユーザーにとって有益な情報の発信を心がける。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
特定のジャンルで信頼を獲得する。
3. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
詐欺はコスパが悪い。
・
・
・
こんな記事も書いてます。
無理せず"note"を続ける方法&読まれる記事の特徴
・
・
・
ブログはこちら、"note"よりも読みやすいレイアウトを心がけています!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?