マガジンのカバー画像

ボンクラはみんな生きている

150
主に少年時代のしょうもない考え、情けない話、エッチな妄想、本来なら蓋をして忘れておきたい話題など。
運営しているクリエイター

#UFO

山本弘はもう来ない

 山本弘さん、SF作家である。SF作家っぽい珍しい名前や、読みにくい名前や、難しい名前ではない。

 自分が山本弘さんの文章を最初に読んだのは、当時いた会社の偉いさんが怪しい水の機械にハマって、その関連の仕事をさせられている時に、上司がこっそり「こんな本もある」と「トンデモ本の世界」を渡してくれた時だと思う。「何か怪しい」がどこが怪しいか分かりにくい本の、怪しい部分についての解説が面白かった。

もっとみる

電線に雀が3羽とまった頃

 小松政夫というと「わりいね、わりいね、ワリーネデートリッヒなんちって」とか、「暗いね、暗いね、アイネクライネナハトムジーク」とか、学が有るのか無いのかわからないだじゃれを言っていたのを覚えている。  

 伊東四朗と組んでの親子のコント(親子の関係はどちらもできるらしい)もあった。落ち込んでは「ぼくなんかアルプスに行ってハイジと踊ればいいんだ」といじけ、「ズンズンズンズンズンズンズンズン小松のお

もっとみる

オカルトは暗いのか明るいのか

(これは10年以上前に書いたものです)

 私はアメリカ人がうらやましい。アメリカにはタブロイド紙と呼ばれるモノが有る「ウィークリー・ワールド・ニューズ」だの「ナショナル・エンクワイアラー」だの「ザ・サン」だの、名前を挙げれば「ああ、あれか・・」という人の多い大衆紙である。「水槽で飼えるミニクジラ登場」、「空母ニミッツに円盤が着陸」、「日本のカニ料理店の看板、通行人を襲う」、「4歳で大人になってし

もっとみる

カーゴ信仰とUFO

 南太平洋の島に奇妙な儀式があるという。
 地面に「滑走路」を整え、作り物の「飛行機」を着陸させ、「軍隊」に扮して行進する。
 その昔この島にはそうやってアメリカ軍が来ていた。祭りは再び「彼ら」が来る事を願って行われているのだと解釈された。

 カーゴ信仰(カーゴカルト)は妙な魅力を持っている。それは残酷ヤコペッティーズ的であり、「金曜スペシャル」的であり、カメラが捕らえる決定的瞬間であり、モンド

もっとみる

UFO趣味(始めてから就職前まで)

 ツイッターで冗談半分で「UFO的生い立ち」を書いたら「いいね」もらったんで、こっちにも。記憶通りなんで間違っているかも。

 小学校低学年(1976~1977位)、友達のS君やG君がUFO本を買ってもらっていて、そこに何人か集まって読んでいた。特にG君の母親が「UFOと宇宙」を購読していて、ガキどもにも見せてくれた。
 テレビでも「報道特バン」などのUFO特集見たし(ワイドショーでもUFOやった

もっとみる

UFOについて

 UFOが好き。というのはかなり誤解される趣味である。
 誰かに「UFO信じているんですか?」と聞かれる場合の「UFO」は「宇宙人の乗り物(が地球に来ている)」である。その人の頭の中にはあの胡散臭い「アダムスキー型」が飛んでいる。

 仮に宇宙人の乗り物の話を書いても、それを信じている必要はない。むかしあるSF作家が「それなら絵本作家は動物が人間の言葉を話すと信じているのか?」と言ったという。

もっとみる

懐疑派ではない

 自分のここ20年くらいのUFO趣味の流れを考えてみたが、やはりそこには「子供の頃のあの話は何だったのか」というのが基礎にあると思う。
 他のブームと違ってUFOは解説本がやたら出て終わったものではない。

 あと、自分は「懐疑派」と呼ばれる事もあるのだが、未確認飛行物体そのものは懐疑しておらず、「コンタクティ支持派」と「墜落円盤支持派」を懐疑しているだけだと思う。

 よって、年末のテレビ番組で

もっとみる

ネット接続以後

 ウンモ星人GOGOは著作権の曖昧な画像を拾ってきたりしたのだが(今も説明無しで画像だけ載せてる人がいると思う)、何しろこれはどこのどんな事件の関連画像なのか判らなかったりした。もとの「素材」を配布している人もよく判らなかったりしたのだが(ヤバいだろと思うが、なぜかUFO画像は著作権に甘いので助かっていた)、手元にあったムー別冊世界UFO大百科なんかで判別して「これは何事件」とかキャプションつけた

もっとみる

1990年代から

 UFOとか超常現象について、自分は1990年代以降どうだったろうか。
 中村省三さんの「宇宙人の死体写真集」や「赤い国のエイリアン」は買っていた。たまに思い出したように「ムー」とか「ワンダーライフ」を立ち読みして、気に入ったら買っていた。あと「X-ZONE」という「集めてバインダーに」みたいな本も途中まで買っていた。

 その程度か。と思ったが、とんでもない物を思い出した。竹書房から出て、シリー

もっとみる

ビリーバー時代

 なんか自分のビリーバー時代の話をやったら面白いとか言われたが、今も基本的にはビリーバーなので変わりはあまりないと思う。
 ごちえいは嫌いだった。今もか。大槻義彦は嫌いだった。今もか。いや、事例収集の面は偉いと思うが誰かの借り物だったら嫌だな。
 キッチュ(松尾貴史)は、あの人は私が青少年の頃はビリーバーで、「未知との遭遇の制作にはホンモノのUFO研究家が関わってるんだぜ」(この話はホント、本人も

もっとみる

同人誌の話は、どしどしSNSで話して欲しい。という話

 私は、「Spファイル友の会」のメンバーとして、自分たちの出している「Spファイル」や「UFO手帖」の感想は、どんどんアップして欲しいと思っている。もちろん表紙の画像をアップする事も含めてだ。

 自分は中の文章の中の、そのまた一部だけで、表紙そのものには関わっていないが、原画を描かれたイラストレーターの方や、デザインを組まれた方がいて、それはメンバーとして「同志」だと思っている。

 いや、なぜ

もっとみる

デニケン症候群

(無料記事に変更しました)

 ウルトラマンに「バラージの青い石」というエピソードがある。これについて作家の山本弘さんが「ウルトラマンのオーパーツ」というタイトルで、確かmixi日記で書いていた。

 このタイトルの上手さに感服した。「オーパーツ」、アウト・オブ・プレイス・アーティファクツ、場違いの工芸品。意味は分からなくても聞いた人は多い言葉だと思う。

 この場合タイトルの一つ目の意味は、「バ

もっとみる

ワイドショーとUFO(序文)

 何の為にワイドショーを見るようになったか。心霊写真とUFOの為ではなかったのか。

 決して時事問題や政治問題やカルト宗教やエッチな再現ビデオの為ではなかったはずだ。

 今こそ心霊写真とUFOとエッチな再現ビデオにあふれたワイドショーを取り戻そう。