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静岡・梅ヶ島温泉

静岡の秘境、静岡市葵区梅ケ島。安倍川の源流域、標高約1000メートルの山間にひっそりと佇む梅ヶ島(うめがしま)は、まるで墨絵のように美しい。

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JR静岡駅から路線バスで約1時間50分。「梅ヶ島温泉郷」には4つの温泉地(コンヤ温泉・金山温泉・新田温泉・梅ヶ島温泉)が存在。最奥の梅ヶ島温泉には12軒の旅館・民宿等がある。

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梅ヶ島温泉は古墳時代(3〜4世紀・応神天皇)から存在を知られ、約1700年の歴史がある。

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戦国時代、武田信玄の隠し湯の一つとされ、江戸時代・徳川家康にも大切にされた。

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「おゆのふるさと公園」には12本の源泉がある。

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湯はパイプを通して温泉街へ。右手は「湯滝」。

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滝は温泉なので川底が白い(湯は透明)。

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階段上の源泉「岩風呂」。

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入口は施錠されている。湧出量165ℓ/分。単純硫黄泉。約38.2℃。

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入浴は出来ないが、中からの景色は梅ヶ島温泉のパンフレットにもなっている。

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岩風呂の隣にある「湯之神社」。

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後陽成天皇の第8皇子・良純親王が3匹の蛇に導かれて梅ヶ島温泉に到着。病気が治癒したので「三蛇権現湯之神社」を建立。のちに「湯之神社」となった。

本日の宿
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「清香旅館」昭和34年創業。梅ヶ島温泉の中でも珍しい「源泉掛け流し」の宿。

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和室8畳、縁側付(洗浄器付トイレ付)。窓下に安倍川が見える。川音がザーザー降りの雨音に似ているが、なぜか心地良い。

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こちらは喫煙所(1室解放している)

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風呂は男女別。入れ替わらない(笑)。露天風呂はなく、内風呂のみ。浴槽2つ。

泉質:アルカリ性単純硫黄泉
温度:源泉掛け流し(ぬる湯・沸かし湯)
PH:9.76(美肌成分メタケイ酸 65.4mg)

風呂場は4人入ると満員になりそうな予感。ぬる湯は38〜39℃位、沸かし湯は41℃位だろうか。特にぬる湯は湯の花がいっぱい咲いており、ず〜っと入っていられる。PH値が9以上あるので美肌効果があるが、硫黄泉なのでツルッツルとまでは行かない。勿論、湯は硫黄臭あり。

【夕食:梅ヶ島産 駿河シャモ鍋コース】

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軍鶏がいっぱい!(元気な肉厚)

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生ビールもワインも地酒もある。〆の雑炊がとても美味しかった!


【朝食】

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熱々の豆乳豆腐が美味しい!

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食後は、廊下にあるコーヒーサーバーをセルフで。

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部屋に持って帰ってお茶菓子と一緒に♪

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清香旅館は従業員がおらず、4代目のご夫婦が食事から布団敷き、掃除など全てを担っている。正直、驚き。人里離れた秘境で温泉三昧「濃い温泉」をぜひ。




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