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遠州三山

年末に静岡県袋井市へ。

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袋井市には遠州三山と呼ばれる3つの寺院があり、初詣には多くの観光客で賑わう。

医王山 薬王院 油山寺(いおうざん やくおういん ゆさんじ)

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大宝元年(701年)行基大徳によって開山された真言宗の寺。

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山門(国指定重要文化財)
元は掛川城の大手門で、明治6年(1873)の廃城令に伴い、城主が眼病回復のお礼として寄進、移築された。

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山道には「出世薬師」がひっそりと佇む。

3年前のモノクロでご紹介した薬師がこちら。

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ここで祈願して以来、常に仕事を頂くようになった。毎年お礼参りは欠かせない。

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山道にある根「天狗杉」。樹齢1000年超の霊木には「足腰の神」が宿ると伝えられている。触れて病の治癒を願うと良いらしい。

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再び階段を上がり礼拝門をくぐると・・・

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宝生殿

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線香を焚き・・・

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左)数珠(ぐるぐる回す) 右)銅鑼(鳴らす)
※順序が不確実なので現地でお尋ね下さい。

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「め」の額は、眼病回復を願った参拝者がお礼として納めたものと言う。

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しかし、ここで終わりではない。1万年前の姿をとどめた貴重な森林「天狗谷」を歩く。

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「るりの滝」。孝謙天皇が滝の水で眼を洗い、眼病が完治したと伝えられている。

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更に階段を上がると・・・

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三重塔(国指定重要文化財)
源頼朝が寄進したもので「安土桃山期の三名塔」の一つとされている。

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薬師本堂(県指定重要文化財)
本堂内の「薬師如来厨子」は今川義元から寄進されたもので、国指定重要文化財。

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沢山の絵馬は全て眼病回復祈願。ご利益がありますように!


法多山 尊永寺(はったさん そんえいじ)

神亀2年(725年) 聖武天皇の命により行基が建立した厄除開運寺。

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仁王門(国指定重要文化財)
門の両足の格子を覗いてみる・・・

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仁王像が睨みを利かせている。

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邪悪な者から寺を守っていると言う。

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参道を歩く・・・

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黒門(市指定建造文化財)

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日本庭園。正面の松は、徳川家康が手植えしたとされている。

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しばらく山道を歩き、階段を上ると・・・

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本堂(昭和58年完成)
本堂は比較的新しい。厄除正観世音菩薩が安置されている。

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今川氏、豊臣氏、徳川氏に愛された法多山。豊臣の家紋「五七桐」と徳川の家紋「三つ葉葵」が仲良く並んでいる。

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名物の厄除け団子は150年以上の歴史を誇る。

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某ラジオ局のスペシャル・ファウンダー、○山雅治さんも絶賛する厄除け団子はこちら!

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5串が繋がっていて一人分。「法多山名物だんご企業組合」によると、五本の串団子は、人の頭・首・胴体・手・脚を表しており、厄除けの意味を込めたと伝えられている。

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萬松山 可睡斎 (ばんしょうざん かすいさい)
すみません。今回、可睡斎には行けず・・・詳細は公式サイトをご覧下さい。


あなたの2020年が、健康で素晴らしい年でありますように!


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