ハヨピラ自然公園
今日、ふるさと北海道の白老町(しらおいちょう)に、民族共生象徴空間「ウポポイ」がオープンした。ウポポイはアイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味するそうだ。公式サイトがダウンしたまま(現在 復旧済)だが、大人気なのだろうか?えっ?Go toキャンペーンで!?行きたい!?そうなのか。。。
さて、時は1974年(昭和49年)、家族旅行で北海道・平取町(びらとりちょう)の「ハヨピラ自然公園」に立ち寄った。ハヨピラはアイヌ語で「武装した崖」を意味する。平取町によると、ここはアイヌ民族の始祖オキクルミカムイ(アイヌの神)が降臨し、アイヌ文化を伝えた場所とされている。
当時、9歳だった私は、ここがアイヌ神の墓だと信じていた(写真は1974年当時)。それが最近になり、全く異な建造物であった事を知った。
なんと!56年前(1964年)、民間のUFO研究団体が2年の歳月を掛けて建設した「円盤基地」だったのだ。しかも手作りであると。
団体は「オキクルミカムイがカムイ・シンタ(神のゆりかご)に乗って降臨したこの場所にUFOがやって来る!」と信じていたらしい。いわゆる宇宙人と交信するUFO基地を建設したのだ。折しも当時はUFOブームで、大勢の観光客が訪れた。私たち家族もその一行だった訳だ(笑)。
その後、団体は消滅、土地を平取町に寄贈したものの次第に老朽化。現在は立ち入り禁止、廃墟になっているそうな。。。
写真)1974年当時、ハヨピラ自然公園内には昔々のアイヌの家が展示されていた。
50年前、私がまだ幼かった頃、アイヌの人々は狩猟民族で野蛮だと教育されていた。それが大きな間違い、酷い教育であった事を大人になってから知った。確かに、古くて強い差別が根付いていた時代だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?