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遠州三山(番外編)

遠州三山ではないが、袋井市に隠れた神社がある。「冨士浅間宮」ふじせんげんぐう。実は地元でも余り知られていない(親族は存在を知らなかった)。

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東海道の松並木。
江戸時代に整備された五街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)の一つ。東海道五十三次(東海道にある53の宿場)のうち27番目の宿場町が袋井宿。まさに「どまん中」である。

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東海道沿いに赤い鳥居がある。ここから700mほど北へ行くと冨士浅間宮がある。

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こ・国宝!?驚いて色々調べてみたが詳細は解らず、階段を上る。

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赤い鳥居の奥に・・・

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手水舎。ここを右に曲がると・・・

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拝殿。

冨士浅間宮は、大同年間(806年〜810年)坂上田村麻呂が「富士浅間神社」より分霊した(祭神の霊を分けて他社に祀ること)と伝えられている。祭神は木花開耶姫命(このはなのさくやびめ)。富士山の神(女神)。ちなみに、袋井の冨士浅間には点が付かない(「富」ではない)。

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屋根上には龍の瓦。珍しいそうだ。

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拝殿奥には本殿が(逆光すみません)。

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透塀ごしに横から見ると確かに白木造りである。

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実は明治40年に本殿が国宝に指定されたらしいのだが、法律が変わり、昭和25年、国の重要文化財に指定されたようだ。なので入口の石柱に「国宝」とあったのは昔の名残かも。社務所に誰もいなかったので確認出来なかったが、あなたも訪れる機会があったら、ぜひ尋ねてみて。



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