おすすめ音楽本① 私の好きなレコード
先日亡くなった、日本の研究家、 #ドナルド・キーン さんは、熱狂的なオペラファンで、３冊の著作を出されています。
・私の好きなレコード（単行本では「音盤風刺花伝」）
・音楽の出会いとよろこび（単行本では「続・音盤風刺花伝」）
・ついさきの歌声は（文庫での発売はない）
晩年に、もう一冊出されていましたが、これらの本からの抜粋された部分も多いです（出典も書かれています）。
どれも、ものすごい音楽に対する情熱にあふれていて、読んでいる方も感化されてしまいます。少し、音楽につかれたときに読むと、また情熱が再燃してきますよ。特に #マリア・カラス に対しての情熱はすごいです。
ドナルド・キーンさんは、日本語を書くことができますが、この本は、英語で書いて、中矢一義さんが日本語に翻訳して、それをキーンさんがチェックするとうい工程で書かれいます。
それだけ、音楽を伝えるニュアンスを正確に母国語で伝えたかったのだと思います。
あとがきに「少し事件があって、これ以上音楽の本を書くことはないだろう」みたいなことを書いていたのですが、なんでしょうね。気分を害されたのでしょうか。もっと著作が残ってればいいのになと思います。残念です。
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