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#098 木枯らしのような ブラームス 交響曲第4番

#ブラームス の音楽は、どこか「憂い」のようなものを感じさせますが、晩年の作品である「交響曲第4番」は、「憂い」といった生暖かいものではなく、「身に堪えるさみしさ」を感じさせますよね。

その「さみしさ」を徹底的に感じさせてくれるのが、天才指揮者と言われた #カルロス・クライバー の指揮するこの盤だと思います。特に第1楽章の語り口のうまさには驚きです。

変幻自在なタクトで、聞くたびに舌を巻いてしまうのですが、なぜかこの名盤にケチをつける方も多く、そういう方は、この曲から「さみしさ」より「憂い」を感じたいのだと思ったりするんですよね。

そういう「しっぽり」とした演奏もあるにはあるのですが、あんまり自分にはハマらなかったですね。でも、指揮者によって、いろいろな変化が出る曲ではあるようです。

この盤は、デジタルの最初期の録音で、今と比べると、低サンプリングで録音されたのでも有名です。どうですか?音悪いですか?

クライバーが斜めになっている盤が「オリジナル・イメージ・プロセッシング」という技術(というか方法論?)でリマスタリングされたもので、僕はこちらで親しみました。こちらの方が、すこし、オリジナルより自然な音の広がりがあるような気がしますが、どうでしょう。初回盤はこのシリーズのカタログが付いてました。

オリジナルはこちら


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