見出し画像

地球で見つけた好きな物の話ー文房具の章3頁ー

 地球を旅する冒険者の皆様、昨夜は酒場で随分と御機嫌で、過去の武勇伝を語っていらっしゃいましたね?元本読師の文者部屋美です。


 中々「ぺんてるちゃんの章」の執筆に取り掛かれずにいる文者でありますが、過去との決別にもう少しお付き合い願えればと存じます。

 

 前頁で予告致しました、「文者の過去の手帳遍歴」です。



 現在の「ぺんてるちゃんと共に綴る冒険譚」が確立するまでには、途方もないくらいの手帳達が、文者の手に渡っては去って行きました。


 これらの、文者の過去の冒険記録を快く引き受けて下さっていた、数多くの手帳達をこちらに全て御紹介する事で、他の冒険者の皆様の何らかの御参考になれば幸いです。


 また、去って行った手帳達へのこれまでの御礼、且つ完全なる決別になればとも思っております。


 えーと、それでは…恐らく長くなると思われますので、さっさと始めましょう(笑)。


 「文房具の章」3頁目の内容は「地球に降り立った私の冒険記録を綴るべく、その身を捧げて下さった過去の冒険譚専用手帳遍歴」について綴ろうと思います。




1.高校時代→ミニ6システム手帳

 文者が初めて購入致しました手帳は、高校時代のミニ6システム手帳で御座いました。


 とは言いましても、高校生が購入出来る物ですので、600~800円ほどの透明なプラスチックで出来た安価な手帳で、ハトメで止められたゴムバンドが付いているだけの商品です。


 其処にムーミン大好きな文者は(「本の章」1頁参照)、ムーミンのリフィルを毎年買っておりました。




2.短大時代~2011年→青いミニ6システム手帳

 高校を卒業してからは就職活動も近いですし、もう少しだけ見栄えのいいしっかりとしたシステム手帳にしよう!と、青い合皮の手帳を購入。


 恐らく、2000円もしない商品だったと思いますが、正確にはよく覚えておりません。


 ちなみにこの手帳は「魔の十年」(「本の章」3頁参照)を乗り切り、いまだに手元に残っている手帳であります。


 この頃は、ムーミンのリフィルのメーカーさんが突然パタッと商品を出して下さらなくなり(または、たまたま店自体が取り扱いをやめたのか)、自作リフィルをエクセルで作成しておりました。


 しかし、こだわりの強い文者は時間を掛けて納得の行くリフィルを作るものの、結局「完璧な理想のリフィルを作り上げた自分!」に満足してしまい、使いこなせないまま運用はほぼしておりませんでした。




3.2012年→ムーミン手帳

 この頃は、


二度目の
「地下ダンジョン攻略(と言う名の就職)」
に挑みまして、
見事パーティ参入に成功!


 お祝いにと、家族が高価なムーミンの手帳を購入してくれたのですが、あまりにも余裕がなく、書く暇もないままほぼ使わず…。




4.2013年→超整理手帳

 二度目の「地下ダンジョン攻略」中、

パーティのリーダーが突然精神を病み、
逃げるように離脱する運び


 
となり、


まだ仲間に入ってから
一年経つか経たないかの文者が、
リーダーに大抜擢されると言う
前代未聞の出来事が!



 形から入る文者は、出来るリーダーが冒険鞄に忍ばせているであろう巻物式超整理手帳を購入(笑)。


 結果は…言うまでもなく。


 まあ…各地区のパーティリーダーが集まる遠征等もありましたので、多少の書き込みくらいはしたやも知れませぬが……。



5.2014年→高橋手帳フェルム(バーチカル)

 やはり、超整理手帳は文者の手には負えず(笑)。 


「一般的な手帳が一番!」と言う事で、
有名手帳旅団であります
高橋手帳様より選ばせて頂きました。



今でこそ
当たり前に販売しているバーチカルタイプですが、
この頃はどうでしたでしょう?


 とにかく憧れだけでバーチカル手帳の胸に飛び込んだ文者ではありましたが、如何せん初めての書式にタジタジ…。


 スケジュールや、一言日記くらいは書いていたような気は致しますが、あまり活用する事は出来ず。




6.2015年→NOLTYキャレル(バーチカル)

 だったら、他の旅団様の商品ならどうだろう?と、購入させて頂いたのが、こちらも

有名手帳旅団のNOLTY様!


 

凝りもせず、バーチカル(笑)。



 昨年の教訓を経て、自分なりにバーチカルの活用方法を模索。


 お客様の好みや傾向などを独自に分析し、書き込んでいたような記憶が御座います。


7.2016年→トラベラーズノート&

タナベコンサルタントのブルーダイアリー

 確か、

昨年の2015年に
トラベラーズノートのブルーが発売


された筈(間違いでしたら、申し訳御座いません)。

 

やはり…
冒険者にとって、旅は永遠のテーマであり、
旅に関する商品は無性に心惹かれます!



トラベラーズノートは
文者にとっても憧れであり、
いつか運命を共にするであろう冒険譚専用手帳は、
トラベラーズノートに違いない!
とすら、思っておりました。



しかし…


本革製品が、
黒や茶なのは
当たり前過ぎてつまらない



 出ましたよ、また文者の悪い癖が(笑)。


 文者の性質につきましては「元本読みの章」1頁目をお読み頂くとして…当たり前は嫌なんですね。


 

其処へ登場した、何とネイビーの本革手帳!



 これは手に入れるしかない!と、発売当時は意気込んだ物なのですが。


 

人気過ぎて、売り切れ。



 もう、ガッカリで御座いますよ…。


 それでもう、文者は泣きながら諦めざるを得なかった訳です。

 

しかし!


発売から1年の時を経て!


何と!


近くのロフト様に、たった1点! 



まるで
文者用に取り置いて下さっていたかのように、
ポツンと
あの夢にまで見た
ブルーエディションが
あるではないですか!!!!!

 


 勿論、即購入で御座いますよ!!!



 バーチカルがイマイチ運用し切れなかった為、トラベラーズノートのリフィルはレフト式を購入。


マンスリーを、
以前から気になってネットで調べていた、
タナベコンサルタント様のブルーダイアリーに
定め、
共にゴムバンドで止めて
使用する事に決定!


 見様見真似で、クリームを塗ってお手入れしたり、自分なりの改造を施したりと、ワクワクしながら今後のブルーエディションとの冒険を楽しみにしていたのですが…。



「大切にし過ぎて、逆に使わない」現象

ーモンジャ・P・ヘヤミ博士により、初めて発見されたその病を
           博士の名にちなんで「文者症候群」と命名するー

「モンジャ・P・ヘヤミ博士医学論文」より(笑)



 はい、出ました(笑)。


前頁「文房具の章」2頁初出の、この現象!



 文者にとって、このブルーエディションは傷が付きながらも、革がいい感じで馴染んで来て…等と言う以前の問題なのでありました。




8.2017年→トラベラーズノートのレフト式リフィル


 またもや、パーティに嵐が!
 

初代リーダーとして
かつてこのパーティを牛耳っていた伝説の人物が、
突然の出戻り!


 

「同じパーティに、リーダーは二人もいらない」


 
 そう本部から言われ、突然の解雇!



 ほんっっっ……………っっっとに、

もぉ~~~っっっ(怒)




いいのです…
こう言う過去の苦しい冒険を乗り越えて来たからこそ、
今の文者部屋美が存在しているのです。



「偶然な出来事は一切なく、
全ての出来事は必然的に起こっている
ー文者語録ー」
(「本の章」3頁参照)



 最早お馴染みになりました、この台詞。


 今となっては…いや、今だからこそ、過去の全てに感謝する事が出来る文者なのでした。


 なのでスケジュールを管理する必要もなくなってしまった為、使い切れずに白紙状態だったレフト式のリフィルを落書き帖代わりに埋める日々。




8.2018年→NOLTY U(デイリー)

文者は傷心を癒やしつつ、
何とか勇気を振り絞り、
三度目の「地下ダンジョン攻略」に挑戦!


 見事、パーティ参入に成功!!!



しかも!!!
此処で「ぺんてるちゃん」の存在が
大きく関わって参ります!!!



更にこの三度目の
「地下ダンジョン攻略」パーティは、
文者が現在も所属し続けている
チームであります!!!




「今現在の文者」を形成したのは、
現在のパーティでの様々な出来事のお陰であり、
「ぺんてるちゃんとの運命」を改めて感じさせて頂いたのも、
このパーティに所属していたからこそ!!!



「恐らく此処に所属する為に、
様々な冒険を経験させてもらったのであろうな」
と、思う文者でありました。



 其処で奮発して購入したのが、

NOLTY Uと言う
NOLTY様が新しく打ち出した
デイリー手帳


 

 でありました。


 新たな気持ちで、こちらのパーティでの日々を毎日書き綴り始め、この辺りから徐々に文者なりの手帳の在り方が固まり始めて来たように存じます。




9.2019年→ESダイアリー(デイリー)

 昨年NOLTY Uを使い続けて来て、若干面積の広さを感じてしまいましたのと、たまたま商品券を頂いた事も御座いまして、こちらの

枻出版社様の
ESダイアリー(デイリー)
A6文庫サイズを購入。



この2019年は、
文者部屋美の冒険者人生史上、
最も大きな分岐点となった年なのであります。



 日々の冒険譚を綴りながら、来年もこれを使用するだろうな…と、薄ぼんやり思ってはいたのですが。


「枻出版社 ダイアリー事業撤退」


ガーン……!




10.2020年→ダイソーCOORDIシリーズ

 捨てる神あれば、拾う神あり。 

ダイソー様に、
トラベラーズノートもどきが出た?!
と、世間が大騒ぎになりました!


 勿論、文者も大慌てで飛びつきまして、灰色のトラベラーズノートもどきと、白紙のリフィルを数冊購入致しました。


 此処から、ずっと挑戦したかったバレットジャーナル的書き方を、模索しつつ始める訳で御座います。




11.2022年→ダイソーCOORDIシリーズ 

恐らく…

文者部屋美の冒険者人生史上、
初めての二年連続
同社製品手帳使用!!!
であります!!!!!



 合皮ではあるものの、革っぽく見えるのに灰色と言う本体と、ゴムバンドを大好きな水色に付け替え、中身もオリジナルで書いておりましたので、来年もこのまま行くものとばかり思っておりましたが…。



12.2022年→高橋日記プレシャスダイアリー


「ダイソーCOORDIシリーズ 廃番」


ガーン……!!!



100円ショップに
冒険者人生を捧げている皆様!!!
 

こう言った罠が待ち受けております事を
私、文者の失敗経験を通して
感じて頂ければ幸いで御座います!!!



 いや~…こんなガッカリさせられた事は、久しぶりでありました。


 折角冒険譚生活が、波に乗って来た!と思った矢先の出来事で御座いました故、これからどうやって冒険譚を綴って行けば良いのだと、途方に暮れた次第であります。


其処で
「そもそも、手帳である必要があるのか?」
と言う、別視点の角度から
冒険譚を眺めてみる事に。



 そして、これまでの文者が綴り続けて来た内容や項目をまとめた結果、


「日記帳と言う選択も、

有りなのではないか?」


 と言う結論に、達した訳で御座います。


 其処で選考を重ねまして、この

高橋手帳様より発売されております
「高橋日記プレシャスダイアリー」


 に、辿り着いたのであります。


 こちらは

ほぼデイリー手帳の書式に近く、
日記帳なのにマンスリー頁が付いている


 と言う、文者にとっては非常に使いやすい内容となっておりました。


 表紙も大好きな水色ですし、ひょっとしたら

ついに
運命の冒険譚専用手帳が?!


 と、ワクワクしたのを覚えております。




13.2023年→高橋日記プレシャスダイアリー&

高橋手帳torinco1(デイリー)&

高橋手帳torinco9(ウイークリー)&

現在の冒険譚ノート


 思い切り、迷走しまくっております(笑)。


一年の間に、
これだけ手帳を変えた年が
あったでしょうか?!

 

 一年間で、4冊ですよ?4冊!!!!!



 高橋日記プレシャスダイアリーも、非常に文者のお気に入りと相成りまして、この年も引き続きこれで行く!と意気込んでいたのですが。

 

文者はこの年、
「冒険者としてだけでなく、
『地球で唯一の元本読師』
としての活動も始める!」
と、心に決めた年で御座いました。



 ですので、

冒険者として
「地下ダンジョン攻略」を進めながら綴る手帳を
torinco1(デイリー)


 
と、致しました。


 そして、

元本読師としての活動を綴る手帳を
torinco9(ウイークリー)


 と定め、

初めての「2冊使い」


 に、挑戦しようと思い直した訳です。


 こんな時、「1月始まり」だけでなく近年では当たり前になった

「3月始まり」、「4月始まり」、
「8月始まり」、「9月始まり」、
「10月始まり」、「12月始まり」
などは、大変助かります!



 更に

「何でも帖」として、
無印良品様の「B6スリムノート」も購入



 それを
過去の遺物となってしまったCOORDIのカバーに挟んで活用しながら、

この三本立てで、綴って行こう!


 と、気持ちを新たに致しました。


 しかしですね……(またか・笑)。


 複数冊使いの冒険者の皆様が格好良過ぎて、文者も挑戦したものの…。


「めんどうくさい」



 と言う結論に、達しました(笑)。


 こうして、現在の

「ぺんてるちゃん」と共に綴る、
「コモンプレイス」に倣った方式


 が、出来上がった訳で御座います。



 さてさて!此処までお付き合い頂いた、強者の冒険者の皆様!


 本当に、お疲れ様で御座いました!


 いよいよ次回は、今現在も続いている「ぺんてるちゃんと共に綴る冒険譚と言う名の手帳術」の内容を綴らせて頂ければ、と思っております。


 はぁ…ようやく過去との決別を、此処でこうして終える事が出来ました。


 立会人の冒険者の皆々様に、心より御礼申し上げ奉ります。


 「ぺんてるちゃんの章」の方も、次頁を始めさせて頂く予定でおりますので、どうぞそちらも御目通し下さいませ。



 武勇伝の数々を御話しされていた事を、覚えていない?

 まあ、確かに…貴方様にしては珍しく、相当酔っていらっしゃった御様子で御座いましたが。

 大丈夫ですよ…心配せずとも、貴方様がこれまで歩んで来た道程は、どれも今の貴方様を作り上げて下さった、とても尊い出来事ばかり。

 貴方様がその辛く苦しい道程を乗り越えて下さったからこそ、今此処でこうして我々が出会う事が出来たので御座います。


 逆に言えば…もし、貴方様がその道をお選びになっていなければ、我々が出会う事は永遠になかったでしょう。


 ですから、貴方様が此処まで頑張って下さった事に心から拍手を送らせて頂きますと共に、「今この瞬間」を生きて下さり、「今この場所」にて私と出会って下さいました事に、深く感謝申し上げます。


 では、もう一杯…私が奢りますから、どうぞ貴方様の愛溢れる武勇伝の続きを、お聞かせ下さいませ…。



※まさに「私の手帳遍歴」と言う題名に相応しい画像を、投稿者様よりお借り致しました。こちらの冒険者様の自己紹介文に、懐かしさを感じたのは私だけではない筈。これからこの冒険者様の武勇伝を聞きに、足を延ばそうと思います。


#創作大賞2024
#エッセイ部門


その他の文房具の章の頁はこちら!

noteの門開設1か月を記念致しまして、綴らせて頂きました

放浪の元本読師 文者部屋美の本棚ーサイトマップー

 こちらも是非、御活用下さいませ!
(クリエイターホームページ「プロフィール」のタブにも
         固定させて頂きましたので、そちらからもどうぞ!)


この記事が参加している募集

わたしの手帳術

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

同じ地球を旅する仲間として、いつか何処かの町の酒場でお会い出来る日を楽しみにしております!1杯奢らせて頂きますので、心行くまで地球での旅物語を語り合いましょう!共に、それぞれの最高の冒険譚が完成する日を夢見て!