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種を蒔き、4週間目の今日

あさがおは、小学校の時に育てる花の定番だ。改めて個人的に育ててみると、芽が出るまでにかなりの時間と手間を要する事が分かる。

お店の人に予め聞いていたのだが、あさがおのタネは固いから、なかなか発芽しない場合もあるらしい。そんな時は、タネの表面をカッターで優しく切れ目を入れると発芽までに至る場合もある、とのこと。(これは最終手段らしいが)

恐らく、小学校の時のあさがおを育てるセット一式は、育ちやすいように様々な配慮をしてくれていて、発芽しやすい種を大人たちが入念に選別してくれているんだろうね。だから、ほぼすべての生徒が、伸々と成長した自分のあさがおを拝めるって寸法なんだろう。

今まで私達大人が、学校生活という過程で手にした教材一式は、どんなものであっても、大人たちが「ひと手間」何かを加えてくれていて、一定の整った結果へ自動的に導いてくれるような配慮が、至るところに散りばめられているんだな…、多分。

だから、いざ大人になり、改めてそれを行なうと、あさがお一つ育ててみても、思うように成長しないもんだな…、と痛感する。

でも、どうなんだろう。。。

小学校の時からあえて、手間が必要、結果は人間が期待する通りにはなかなかならないものなんだ、と教えてくれてもいい気がする。特に、植物、生物、工作の分野に関しては。

あさがおが発芽しなかった、だから観察日記も満足に書けなかった…。そういうパターンで課題を終わらせる生徒がたくさん出ても、それで良いと思うんだ…。

だが、キィィィィィ!!! ってクレームを入れる親御さんが出てきそうで恐いな。こうなりゃ先生たちは、かなり大変だ。お察しする。

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