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【予告&インタビュー】Mikan バッグ ソーイング ワークショップ

Mikan が2021年4月、京都にてバッグ作りのワークショップを開催する。(イベント詳細は記事の最後を参照)

Mikanは古い帯や着物をスポーツテイストのアクセサリーにアップサイクルするブランド。ブランドの創始者クレモンティーヌ・サンドネールは日本を拠点に活動するフランス人。日本の古い布地に魅せられ、単なる再利用でなく付加価値をつけて蘇らせる<アップサイクル>に取り組んでいる。また環境配慮への意識の高く、近年はDIY (Do It Yourself=自分で作る)の提案も積極的に行っている。

ワークショップでは用意された着物の生地から好きな柄を選び、ポシェットまたはウエストポーチ製作する。開催前に、クレモンティーヌ自身にワークショップへの思いを語ってもった。

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ワークショップの開催意図は?
「バッグ作りを学ぶことで、自信を得ることです。縫製の経験がない人でも、やってみれば案外難しくないと知ることができますし、一度覚えてしまうと次から自分でできるようになります」

バッグ製作のノウハウを教えてしまうと、Mikanバッグの販売機会が減ってしまうのでは?
「そこは全く問題ないと思います。基本的にmikanバッグの購入者とワークショップ参加者は層が異なります。バッグを買ってくれる人は、一点モノやプロの手による高品質なアイテムを探している人。ワークショップに来る人は、自分で何かを作りたいと思っている人です」

オーストラリアを訪れた際、縫製技術を教えることで難民の就業支援する団体との交流があったと聞きます。そのことはDIYワークショップの取り組みに影響していますか?
「確かに、オーストラリアのこともいい経験でしたが、DIYのアイディアはもっと前からありました。それは私が専門学校で教えていたこととの方が関連が強いです。自分の技術を伝え、人々がそれを習得して何かをできるようになることはとても大切だと思います」

環境問題の意識とDIYはどう関係していますか?
「環境への意識は常にあり、アップサイクル活動の一環としてDIYにも取り組んでいます。これまではワークショップ中心でしたが、2020年からキットの販売も開始しました。コロナウィルス流行により予定していたイベントが全て中止になり、代替策として始めましたが、予想以上に反響がありました。ちょうど多くの人が自宅でできることを探していた時期と重なり、フィンランドなどこれまで縁のなかった国からもコンタクトがありました。それを受け、バッグ製作の解説動画も公開しました。みなが家にある古い布や愛着のある生地をアップサイクルできるようになればいいと思っています」

最後に参加者に向けてメッセージをお願いします
「一からレクチャーしますので、初心者の方も心配いりません。ミシンも使用しますが、全てこちらで用意しており、使い方も説明します。中級者、上級者の方ももちろん大歓迎です」

インタビューを終え、ビジネスの枠を超えて自分の持っている技術を人々に伝えたい、経験をシェアしたい、というクレモンティーヌの思いが伝わってきて心を打たれた。私自身、環境やサスティナビリティーに興味があり、今後もそういった活動を取り上げ、紹介していきたい。

---ワークショップ情報---

📅日時
4月10,11,17,18,24,25
10:00-14:00

📍ところ
宿や平岩
〒600-8114 京都市下京区早尾町314

🧵参加費
一人¥7000(材料費込み)

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下記サイトより予約必須。各回4人まで
www.mikanbags.com
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クレモンティーヌの活動歴を紹介した記事:クレモンティーヌ・サンドネールの2020年展示によせて

mikan Instagram: https://www.instagram.com/mikan_bags/


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