aoi minakami

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マガジン

  • Interview with Creators

    クリエーター紹介・インタビュー記事 Articles on interviews with creators and exhibition reviews.

  • エッセイ

  • 【ポートフォリオ】#インタビュー #アート 関連記事

    aoi minakami |#インタビュー #アート の関連記事をまとめたポートフォリオ これまでの全記事はこちらから:https://note.com/monito/m/m659724e8986b

  • 鷗外とその家族

    2022年にスタートしたチャレンジ企画。鷗外長女・森茉莉の著書を出発点に、鷗外とその家族の姿に迫るシリーズ。 3年目に突入した本年は、茉莉がパリに滞在した1920年頃の文化や社会背景と絡めて描いていきたいです。 Contact:https://fantastique824.studio.site/contact

  • 【ポートフォリオ】#アート関連記事

    アーティストへのインタビューをもとにした展示紹介記事、個展向け寄稿文、個展告知のショート、展覧会レビューなど

最近の記事

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Bojour/ 自己紹介(2024)

こんにちは、aoiです。 このnoteでは2018より「テキストの実験ラボ」と称して、エッセイ、詩、インタビューなどをアップしています。2024年の主な活動(予定含む)を紹介します。 #インタビュー #アート 関連記事 2020年より、デザイナーや職人、アーティストなどのクリエイターらと関係を築きながらインタビュー記事やアート関連記事を執筆しています。 クリエイターとの共同企画、自主企画、依頼による企画等があります。 ▼直近のものや反響が大きかったものは、ポートフォリ

    • 留学やワーホリを考えているひとへ #自分で選んでよかったこと

      留学やワーホリなどの海外生活を考えている、もしくは興味がある人には二種類の人がいると思う。一つは親や友達など、周りから賛同されたり応援されたりしている人。もう一方は反対されたり、批判されたりしている人。 だいたい海外へ出ていく人というのは、最終的には周りの声など振り切って飛び出していくようなエネルギーを内包している人が多いと思うのだが、それでも否定的な空気に晒され続けることへの消耗は激しいものである。 この文章は、少しでもそういう人たちへの力添えになればという思いで書いて

      • 茉莉とオリンピック

        パリオリンピックが近づき、メディアも色々と騒がしくなりはじめた。オリンピックの直前になると、目標はメダル何個とか、誰それがメダル最有力候補…といった報道も目立つが、今回は鷗外長女で作家の森茉莉のスポーツに対する見解を紹介したい。 『世間で褒め称えられるのは根性をもつ人間である。東京オリンピックの大松精神の如きものを持つ人間である、という通念がある。(中略)日本の選手たちが競技する場合、鉢巻をし、体中の筋肉がコリコリになったようになって遣り、優勝すると抱き合って泣き、負ければ

        • 鷗外とその家族⑥ 怒りと静けさの筆致の間で 作家の顔を持つ鷗外妻・志け

           森鷗外の二番目の妻、志けは気性が激しく、鷗外が夫婦のやりとりをモデルにした短編小説「半日」を発表したことで、世間に悪妻として知られている。その汚名が今日にまで残っている不運に比べ、彼女が明治の一時期作家として活動していたことはあまり知られていない。  志けは気が強かったが、嫁ぎ先で同居していた義母・峰(鷗外の母)も我が強かった。二人は衝突し、志けはヒステリーを起こして不満を夫にぶつけていたが、鷗外はこれを小説にしたのだった。  志けが作家活動を始めたのは、日々怒りを撒き

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          【ポートフォリオ紹介】 #インタビュー #アート 関連記事

          aoi minakami ポートフォリオ紹介 2020年より、デザイナーや職人、アーティストなどのクリエイターらと関係を築きながらインタビュー記事やアート関連記事を執筆しています。 #インタビュー インタビュイー(話者)の活動や仕事への思いを伺うとともに、話し手の言葉から人柄を描きます。 インタビューをもとにクリエイターの経歴を紹介するバイオグラフィー記事(展覧会などで使用)や、個展やポップアップの紹介記事を執筆します。 ▼直近のものや、反響の多かった過去記事をまとめて

          【ポートフォリオ紹介】 #インタビュー #アート 関連記事

          【寄稿文】栗原亜也子個展 「星空のつくりかた」

          〈ポートフォリオ〉 2024年3月30日(土曜日)ー2024年4月7日(日曜日)に伊豆大島のギャラリー「星の発着所」で開催された栗原亜也子さん個展「星空のつくりかた」に寄せた寄稿文です。 栗原亜也子さんのウェブサイト等に【展覧会紹介メッセージ】として掲載されました。 栗原亜也子さん個展「星空のつくりかた」関連記事:

          【寄稿文】栗原亜也子個展 「星空のつくりかた」

          【アトリエ訪問】 引染め職人 中嶋健さん

          引き染め職人 中嶋健さんアトリエ訪問 @mikan_bagsのクレモンティーヌと、引き染め職人中嶋健(なかじま たけし)さん@takeshi.nakajimaのアトリエ(京都・嵐山)を訪れました。 中嶋さんはハケで直接生地に色を引いていく染色技法「引き染め」の職人です。伝統的なテクニックを用いつつ、自由な色彩や図柄で、浴衣生地、クッションカバー等のファブリック、オーダーメイドの店舗用のれん等をてがけています。 クレモンティーヌは自身のブランドmikan bagsで古い着物

          【アトリエ訪問】 引染め職人 中嶋健さん

          【クリエーター紹介】 引き染め職人・中嶋健 (2024)

          日常にとけこむモダンなデザインで伝統を次世代へ継承する 中嶋健は滋賀県出身で、京都を拠点にする日本の引き染め職人。 「引き染め」とは日本の伝統的な染め技法のひとつで、刷毛を使って直接生地に色を乗せていくのが特徴。 グラッフィクデザイナーから転向した中嶋は、ぼかしなどの伝統的な技を用いつつも、鮮やかな色彩と大胆な図柄の浴衣生地などを制作し、現代的な和装の提案を積極的に行っている。 引き染めには広い面積を染色できるという利点がある反面、気象条件や気温や湿度、布の高低差など

          【クリエーター紹介】 引き染め職人・中嶋健 (2024)

          さよならMP59 パリ地下鉄 最古参車両のラストラン

          インスタグラムでパリの地下鉄を走る最古参の車両MP59のラストランの様子が紹介されていた。 1963年に1番線、ついで4番線で運行を開始し、現在は11番線を運行しているMP59。61年間、パリとその周辺地域の乗客を運んだ車両とのお別れに、小さい頃からこの車両に親しんだ世代、20代の鉄道ファンなど、幅広い人たちが詰めかけた。 MP59は当時としては画期的だったゴムタイヤ式地下鉄だそうで(通常、地下鉄の車輪は鉄製)、ゴムタイヤ式がどんなものか詳しく知りたい方は、こちらのウィキ

          さよならMP59 パリ地下鉄 最古参車両のラストラン

          「薔薇王の葬列」と松岡版シェークスピア

          アニメ化もされた菅野文さんのマンガ「薔薇王の葬列」はシェークスピアの「ヘンリー六世」と「リチャード三世」を下敷きに描かれるダークファンタジーで、私は同著がきっかけとなりシェークスピア史劇に触れた。 この記事ではマンガ「薔薇王の葬列」と松岡和子さんの訳によるシェークスピア作品との間を行ったり来たりしながら、両者(菅野さん、松岡さん)による作品の魅力やその仕事ぶりを紹介したい。 ■「薔薇王の葬列」とシャークスピア史劇 ネットの無料配信期間に、偶然「薔薇王の葬列」を知って読み

          「薔薇王の葬列」と松岡版シェークスピア

          「鷗外とその家族」シリーズについて(2024)

          「鷗外とその家族」は、鷗外の長女・森茉莉のエッセイが好きで、家族に書かれたものが面白かったことから、2022年にスタートしたシリーズで、意外にも本noteで一番読まれています。 茉莉のエッセイに始まり、鷗外のほかの子どもたちや親族が書いた著作、文京区の鷗外記念館の訪問などをもとに、現代的な視点で鷗外一家の像の描写に挑んでいます。 2023年は記事投稿のペースが落ちていましたが、調査は継続していました。 同年5月には晩年の茉莉が通った世田谷の喫茶店・邪宗門(お店自体は2代目

          「鷗外とその家族」シリーズについて(2024)

          伊豆大島 椿と山桜のコントラスト

          先日、アーティスト・栗原亜也子さんの伊豆大島での展示紹介記事を執筆した縁で、伊豆大島へ行ってきました。 関東圏では東京から1時間45分、気軽に行ける都内の島(伊豆大島は東京都に属している)として知られていますが、関西圏ではなじみの薄い伊豆大島。 記事執筆に際した取材はZoomによるインタビューが中心だったため、亜也子さんの話や写真、ウェブサイト等で情報を集めつつ、想像をふくらませながら書きました。 そして4月のはじめ、展示会期に合わせて島を訪れました。 滞在中はあいにく

          伊豆大島 椿と山桜のコントラスト

          【ショート記事】アーティスト・展示紹介 / 栗原亜也子「星空のつくりかた」

          2024年3月30日〜栗原亜也子さんの個展「星空のつくりかた」が伊豆大島のギャラリー星の発着所にて開催されます。 本記事では展示情報や、栗原さんのこれまでの活動などをまとめています。 栗原亜也子さんについて 栗原さんは横浜を拠点に活動するアーティストで、オセロゲームをモチーフにした代表作「Mind Games(マインド・ゲームス)」シリーズを通じ、絵画、インスタレーション、写真など、幅広い作品を発表しています。 また、海外を含む滞在制作の経験が豊富で、ワークショップや

          【ショート記事】アーティスト・展示紹介 / 栗原亜也子「星空のつくりかた」

          【展示紹介】栗原亜也子 「星空のつくりかた」(2024年 伊豆大島)

          横浜を拠点にするアーティスト栗原亜也子の個展「星空のつくりかた」が、2024年3月30日から伊豆大島「星の発着所」にて開催される。 本記事ではアーティストのこれまでの活動を振り返りつつ、展示に先立って行われた島での滞在制作や展示の見どころ、ギャラリーの魅力についてお伝えする。 本展の開催場所となる伊豆大島は伊豆半島東側の沖合30kmに位置する活火山の島で、東京から高速ジェット船で2時間弱でアクセスできる自然豊かな島として人気が高い。 会場は昨年12月にオープンした「星の発

          【展示紹介】栗原亜也子 「星空のつくりかた」(2024年 伊豆大島)

          ノートルダム再建

          2019年に火災にあったパリのノートルダム大聖堂の屋根組の再建工事が進んでいる、というニュースをみた。 ノートルダムといえば、石作りというイメージだったが、屋根の骨組みは約1200本の木材が使用されているというこで、意外。工法も800年前と同じ技術が使用されており、中世の技術が今にまで伝わっていたんだ、と感動してしまった。例えば接合は現代のような金属ボルトでなく、輪っか状の留め具に木の杭をうちこんでしめていく。日本の宮大工の技術みたいでおもしろい。(こちらのリンクからビデオ

          ノートルダム再建

          散歩 #鴨川~下鴨神社

          橋の上に立った時、 いつも心洗われるような気持ちになる 体の巡りが川の流れと一体化して 全てが洗い流されていくような そしてその水鏡の清浄さに ハッとさせられる 静かな時の流れの中で 私たちは何度も繰り返す そして少しずつ変わっていく 何度も洗われ続けるデニムのように きれいになる度、少しずつ色あせながら だけど次第に手に馴染んで だんだんと心地よくなっていく 私たちは少しずつ学んでいく 世界を知らず ただただ不安を抱えていた日々のことを思うと 何だか泣きたいような気持

          散歩 #鴨川~下鴨神社