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さよならMP59 パリ地下鉄 最古参車両のラストラン

インスタグラムでパリの地下鉄を走る最古参の車両MP59のラストランの様子が紹介されていた。

1963年に1番線、ついで4番線で運行を開始し、現在は11番線を運行しているMP59。61年間、パリとその周辺地域の乗客を運んだ車両とのお別れに、小さい頃からこの車両に親しんだ世代、20代の鉄道ファンなど、幅広い人たちが詰めかけた。

MP59は当時としては画期的だったゴムタイヤ式地下鉄だそうで(通常、地下鉄の車輪は鉄製)、ゴムタイヤ式がどんなものか詳しく知りたい方は、こちらのウィキペディアページをご覧ください。


ビデオ終盤では、最終便に乗るためににつめかけたファンや別れを惜しむ人たちで、車内がひしめきあっている。なんだか「こち亀」のノスタルジー編みたいで、どこの国も同じなんだな、と思ってしまった。

パリに住んだことある人や、旅行したことがある人は、この車両に見覚えがある人も多いと思う。
古いフランス映画そのままの雰囲気を持つ列車がなくなってしまうことは、列車好きとしてはやはり残念。

11番線には去年から新型車両が導入されたほか、線路が延伸されて今年の6月13日には新たに6つの駅が開通するそう。

変わらないようでいるパリも、オリンピックなどと相まって、すごい速さで開発が進んでいるのだな、と少し寂しくなってしまった。

ところでトップの画像は、パリの地下鉄の扉に貼られている「指詰め注意」のステッカー。日本と違ってキャラクターを描いて啓発することが少ないので、珍しいな、かわいいなと思って撮りました^^


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