【摂食障害】頑張るために、今は食べるのをゆるして〜過食嘔吐①〜
今回は内容がかなり重めだと思います。
ただ、ありのまま書きます。
前回までの記事はこちら⇩⇩
過食嘔吐は慣れてしまうと、とても簡単にできてしまう。(数秒でもできます)
食べても食べても満足する事がなく、時間の許す限り、食べるものがある限り続けてしまう。
その後に決まってやってくる罪悪感と後悔。
そして、喉の痛みと身体のだるさ。
拒食より、過食より、わたしは過食嘔吐の時期がいちばん辛かったです。
高校を卒業し、母の事業の手伝いとアルバイトをいくつか掛け持ちする生活が始まりました。
母の事業というのは、「有機野菜や新鮮な魚や肉を仕入れて販売する」という今では当たり前にあるような内容ですが、約15年前くらいは値段が高いという理由で難しいところがありました。
しかも、母や他の主婦の人を誘って、メインでやっていた人が結構厄介な人で、みんなを無給で、うまいこと言って働かせていたこともあり、どんどんわたしの家の経済状況は悪化していきました。
(真剣にわたしはその人のことを恨んでいました)
悔しいけど、わたしにできることは少しでも母の負担を減らすために、野菜を袋づめしたり、チラシをポスティングするだけでなく、チャイムを鳴らして、野菜や魚入りませんか?と初対面の人にお願いしたこともあります。
(無給です)
あとは、バイト代がもらえる普通のアルバイトを3つ程度掛け持ちしていました。
居酒屋、結婚式場、ピザ、カラオケ、焼肉屋、コールセンターなど。
すぐに辞めたところもあるし、一年くらいは頑張って続けたところもあります。
結局この生活は二年くらい続きます。
家の電気が止められて、真っ暗な中お風呂に入ったこと。
家に帰りたくなくて、外で座って一晩ひとりで過ごしたこと。
気分を変えたくて、久しぶりに自転車に乗って少し遠くまで行こうとしたら、同日に2回もパンクしたこと。
とにかく、辛すぎて、わたしの心はボロボロでした。
そんな中で、唯一幸せを感じられる時間が食べているときでした。
お金がないので、安い食パンやお菓子を大量に口に入れる。
泣きながら食べることがたくさんありました。
「食べてないと生きていけない、頑張れない・・・」
めちゃくちゃに食べたあと必ずやってくる罪悪感と
「太りたくない・・・・」という恐怖。
食べたことをなかったことにするように指を突っ込んで吐けるだけ吐きました。(今でも感覚を覚えています)
誰に対してなのか、心の中で必死に謝っていました。
「ごめんなさい、食べ物を無駄にしてしまった、またやってしまった。」
ひどい時は
「明日死ぬから、今日は食べるのを許してください」と言っている自分もいました。
続きは次回にします。
同じように苦しむ方に少しでも寄り添えると幸いです。
わたしは少しずつですが、克服していけたので、希望を捨てなければ、きっと道があると思っています。
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