モンゴル留学① ~授業編~
今回は、私が留学したモンゴルの大学院の授業について、ご紹介させていただきます。(経験談メイン)
Mongolian National University of Medical Sciences (以下、MNUMS) 、モンゴルの医療系大学では唯一の国立学校です。
大学の概要についてはこちらのHPを参照してください。 https://www.mnums.edu.mn/
伝統医療学科(修士課程)
1クラスは10名ちょっとくらいで半分がモンゴル人。
残りの半分が留学生で、私以外は内モンゴル人(中国人)。
この大学において、日本人の留学生は初めてだそうです。
なんか勝った気分(笑)。
授業は10月スタートで、最初の方は全学科全体で基礎科目を履修。
主に研究の方法や倫理、専門英語など。
先生が話す言葉は、もちろんモンゴル語。
モンゴル語はアルファベットと挨拶ぐらいしか勉強していなかったため、全く理解できない状態でした...
クラスメートに英語で聞いてみるも、彼らも英語が特別できるわけではないため絶望的...
しかし、クラスで一番仲良くしてくれる友達に「全く理解できないよ(笑)」
と伝えると、彼は「モンゴル人の僕もわからないよ(笑)」と言われました。
冗談だとは思うけど、そこで私は「そうか、モンゴル人でわからないなら、日本人がわからなくても当然か」と開き直りました。
それでも、話を聞いて(いるフリをして)いたり、授業中に辞書で単語一つ一つの意味を調べたり。。。
授業後、正直に先生に全く理解ができず家で調べながら勉強するから、「今日使った資料をください」「何か英語で課題を出してくれませんか」などと相談して、なんとか過ごしていました。
※盗撮ではありません。講義中の写真はこれしかありませんでした。
モンゴルの方々はノートを斜めに使うのが特徴的です。
スケジュール
一般的には学期ごとに1週間の時間割が立てられ、それに従って講義が行われると思います。
ところが、このモンゴルの大学院では、1つの科目の講義が毎日行われ、終わり次第、実習、そして試験があって、次の日から新しい科目の座学が始まるという1科目集中型でした。
(例)
11月10日~16日 疫学(講義)
11月17日~23日 疫学(実習)
11月24日 疫学(試験)
11月25日~12月1日 統計学(講義)
12月2日~12月7日 統計学(座学)
12月8日 統計学(試験)
イメージとしてはこのような感じ。
しかし、実際はこのように綺麗に進みません。
● その科目全部で何コマあるのか、いつからいつまで行われるか不明。
● いつ授業が入るかはだいたい当日の朝、よくても前日の深夜
● 時間通りに授業が始まることはほぼない(先生が遅刻。それならまだいいが、2時間待っても連絡がなく、あきらめて帰る日が何回も...)
まとめ
ありきたりな感想ですが、日本とはかなりの違いを感じました。
日本のビシッとした環境で育った私にとって、
居心地はいいものではありませんでした...笑
言葉の壁でかなり困惑することが多々ありましたが、挑戦して初めて実感できるもの、非常にいい経験を得られたと思います。
もし、このように留学で面白い経験をした方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントで教えてください!
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