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【コンサル】有害社員と散った会社その2

朝30分程度の運動とプロテイン、入浴を始めた村上です。
いつまで続くのか?(笑)

@鷺沼発
マネーコンサルティングスラッシュオー
&資産バランスプロジェクト

今回は前回の続きから。
まだの方は、是非コチラからお読みくださいませ。

大まかな前回のあらすじは、
1 優秀な人材を獲得するより、有害な人材が及ぼすコストの方が倍以上大きい
2 有害になりそうな社員の傾向
3 中堅企業が着目する素養
4 コンサル事例
となっております。

今日は「コンサル事例の続き」ということで、
早速いってみましょー!

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参考図書は「村上に1円も落としたくない方」は、スルー推奨。

【思考】社員面談

村上の訪問は1~2回/月です。
それでは、経営層と社員間でどのような会話が行われているか
わからない。
経営層が言葉足らずで社員に伝わっていないのか、
社員が聞く耳を持っていなくてやらないのか。
そこらへんは確認する必要がありました。

数か月の取締役との面談で、いくつかわかったことがありました。
人との対等なコミュニケーションの取り方がわかっていないということ。
もう少し言えば、交渉ができない。
自社⇔お客さまのような関係であれば、相手に胡麻をする。
自社がお金を払う立場になれば、命令だけする。
対等となるとどうしてよいかわからない。
※お客さまに「胡麻をすればよい」という考えも少々問題ですか・・・

次に、安易な方向に流れやすいということ。
例えば、
「Aをやります。理由としては、〇〇だからです。」
と言わなくてはいけないのに、
「Aをやっといて」
と省いてしまう。それでは当然反発があるのですが、
今度はその反発に意見することをめんどくさがってしまう。
遂には、自分もサボり始めてしまう。

3番目に、相手の気持ちがわからない。
「俺だったら~」
という自己主張が強く、思い込みが強い。
同じ物事でも、人により受ける感情は違います。
ここを確認するクセがないから、相手が離れていってしまう。

コミュニケーションだけで言うと、このような感じ。

では上記理由で、社員が反発しているならば
修正していくのは取締役や社長です。

しかし、そもそも勝手にやるのが普通と考えているならば
社員の方にも「組織とは?」について考えてもらう必要があります。

Pixavay

【事例】社員面談がおかしい・・・

内容としては、
・今の会社の現状の説明(決算など)
・会社として進みたい方向性
・社員ご自身はどんな働き方をしたいのか
・会社に求めるもの
・普段の過ごし方
などなどです。

この面談は実は取締役も同伴していました。
後にちょっと失敗したなと感じたものですが、
面談自体では大方そつなく社員の方は返答してきます。

気になったのは、やたら主体性がない。
他社員への誹謗中傷が多いということ。
それと・・・会社の指示を「嫌だ」といえば、
理由がなくても全部とおると思っています

面談後に寄せられた不満は、主に経営層に向けてのものでした。
これは予想通り(笑)

おいおい・・・これはすでに会社として体をなしてないです💦

どうしてこんなことになったんだ????
そこで、全員から非難されているTさんが浮上します。

Pixavay

【調査】Tさんがおかしい・・・

営業社員でTさんという方がいました。
このTさん。会社で決まった「コンサルとの面談」を
村上と会う前から拒否してきた人物。

ただ、こういうことはあるものなので、
「無理に面談してもなぁ」
と無視していました。

しかししかし、過去の事実確認をしてみると
・Tさんのイジメにより、経理の女性が辞めている
・Tさんとよく話していた上司が精神的に参って退職
→今はK社の過去大口取引先の部長であり、取引は縮小傾向
・初期の赤字の時に、社長に意見することで高い家賃の事務所に変更させた
・協力してくれる会社に負担をかけ、いつもクレームが多い
・他の人の規律違反にやたら厳しい
と言うことでした。これでも一部💦

何よりも、経営層がTさんに意見ができないことが問題です。
この理由は明確で、「Tさんが売上の1/2近くをやっている」から。

ま、ようは辞められたら困るというやつですね。

しかし、コンサル当初に個別の売上・粗利の推移は調べてあります。
そこでの結論は、優秀なわけではなく、周りを辞めさせていくことで会社に必要な人材になったタイプと判断しました。
※ハッキリいって、売上粗利ともに良くないです。

次に、Tさんの顧客推移にも疑問が残ります。
K社はBtoBの企業です。
ですので、比較的な額取引することが望ましいと言えます。

しかし、顧客推移を確認すると3年で取引がほぼ終了していく。

頭の中には、すでに
・自信過剰
・自己中心的
・生産性が高い
・(自己申告による)規則遵守の意志
=腐敗しているが成績優秀である
がチラチラしています。

Pixavay

【事例】会社とは?社内規定を伝える

Tさんご本人は置いておいて、経営層はもちろん
社員の方に「会社について」お伝えしなくてはいけません。
※K社は経営層も会社について考えたことがありません・・・

と言っても難しいことではありません。
以下の本を参考に、伝わりやすいよう必要な部分だけ
資料にまとめました。

そして社内規定とはや、その拘束力やパワハラならばそれを守る法律があるという話をしました。
※全員が社内規定を読んだことがありませんでした・・・
 例えば、社内規定には出社時間が9時と書いてあるのですが、なぜか皆さん9時半に出社します(笑)そして恒常的に、誰かが遅刻します・・・そして本人は遅刻と思っていません(笑)

内容としては、理解できる人がいて良かったです。
しかし、なぜ守ることができないのか?
という話になると

「Tさんがやらないから、自分が損をする」

と全員のご意見が一致。

Pixavay

【思考】営業のマインドと年齢そして進まない施策

営業とはシンプルに物やサービスを売る仕事です。
そして、お客さまは支払った金額以上の満足が得られれば継続してお取引がいただけます。

K社の営業の問題点は、お客さまの満足を考えた事がないことです。
※今までは三河屋営業(お伺い営業)
そして、K社自体は物をつくる工場は所有していないので
優れたサービスが無ければ売値は下がっていきます。

しかし、それが平均年齢50歳の営業メンバーに浸透させることができるか?
とても難しい課題です。

次に、年齢とともに営業力というのは下がっていきます。
まずは体力、次に若い担当者とのコミュニケーション、
そして柔軟性とよほど意識しなければ低下するものです。
そのため、大手企業では年齢が上がると管理職としてチームをまとめる能力を求められます。

ハッキリ言えば、今のメンバーで普段通り過ごしていれば
どんどん売上は下がるということ

すると施策が重要です。
売上を上げたいという場合、一番簡単なのは接触を増やすこと。
ハガキを送る、電話をする、訪問する、社内通信をおくる、
FAXするなど手法はありますね。
というわけで、いくつか方法を実施するようにお願いしてありました。
詳しく知りたい方は、以下

結果・・・「Tさんがやらずに、全員がやらなくなっていく・・・」
※成果が出ているものでも、なぜか止めてしまうんですよね💦

ふむ。コンサルが月1~2回の訪問でやれる限界まできた。
あとは、経営層の決断と覚悟の問題となりました。

→つづく。
※これは、ハッピーエンドとなるお話ではありません。
※こんなことあるの!?と思う方もいるでしょう。しかし、これが赤字会社のリアルだったりします。

社員を「甘やかす」のと「大切にする」は違います!

社長一人で戦うのが大変な時は!

ということでまた(●´ω`●)

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