私が社外秘書に進化したわけ　～自己紹介にかえて～

【生い立ちとお金への疑問】

私は、保険会社の運用部門の社員の息子として生まれました。もう40年以上前の話です。
今と違い、保険や運用の事は何もわからず、中学生の頃は親との不仲もあり保険なんて大っ嫌いでした。
そして親嫌いという気持ちと裏腹に、バブル経済の恩恵をしっかり受け高校は立教ボーイとなります。　立教高校は、何より自由で様々な価値観の子供達が集まります。私も漏れなく変わった子供だったと自負しています。その多感な青春時代に、金融に対する見る目が変わる転機が訪れます。
そうバブル崩壊による、友人の生活の変化です。
　不自由ない。むしろ裕福な友人の生活の変化でした。その時が初めての、「お金ってなんだ？？」と感じた記憶があります。

【そして金融機関へ】

人並み以上の反抗期を終え、大学は通常より遅れて法政大学へ進学しました。（立教じゃないの？とは言わないでください笑）当然経済学部です。友人の変化の研究も含め経済史を中心に勉強しました。
就職は当然金融業界へ。しかし、保険嫌いは変わりません。むしろ、しつこい女性がしつこい程売込みすることを知り、余計嫌いになっていました。そこで、生き馬の目を抜く人の目を抜くと言われる証券会社へ。

　営業に配属ですので、「数字が人格」「数字こそ全て」を叩き込まれます。幸か不幸か入社3か月は同期でビリだったので、沢山の我慢を学びました。同時に、証券について学ぶことを怠らず、地道な営業活動は報われます。
2年目には社長賞を取るまでとなりました。3年目も4年目も受賞することができ、また疑問が生じます。
「なんのために証券会社に入ったんだろう？」
そうです。
・友人の家族のように、運用で大失敗をお客さまにさせないため。
・資産バランスを取ることで、運用のリスクを取りすぎず、保険に入りすぎず、健全な資産を作り、守るため。
・マネードクターになるため。
金融業界、その中でも証券業界に入ったのでした。

【証券マンの本音と保険との再会、そして独立】

正直に告白すれば、証券会社には当時ノルマがあり、それを熱心に販売すればお客さまと利益相反になることがあったかと思います。また、私を応援するあまり、気が進まない商品を購入して頂いたお客さまもいました。
そこから、葛藤が始まります。
現状でお客さまに満足を得られているのだろうか？
会社の教え、「販売することがお客さまの幸せにつながる」は違うのでは？
その解を得るために、投信運用会社に転職。その後スカウトされて、証券会社の本社法人部→マーケティング部門と活動の場を移します。

　最後に所属した、マーケティング部門で再び保険と出会うのです。証券会社が保険を取り扱うかどうかの選定とあしなが育英会への見学会です。見学会で驚いたのは、遺児たちと触れ合うわけですが、ほとんどの子供達の両親がガンで亡くなり生活に困窮した結果、育英会の援助を受けることになっていた事実です。

「あぁそうか。運用で増やすことばかりじゃない。保険も必要で、不動産も必要。つまり資産のバランス。そのバランスをとってくれる会社がないんだ。」
　率直にそう思いました。ならば自分でやってみよう。一人でも、個人だから信頼はないけど地道に。
喜ばれるあなたの資産担当者となろう。そう決めたのです。それには保険で独立することが適していました。

【保険代理店は甘くない？】

私が思う、お客さまにとって本当に必要な資産担当者とは
・あなたが疑問に思った時に、気軽に簡単に教えてくれる。
・あなたが悩んだ時に、自社商品にかかわらず最適な方法を教えてくれる。
・あなたが声をかけやすい距離にいる。
・金融のプロであり、あなたを一番に考える。
・あなたの資産全体のバランスを考える。
「お金本来の活用をお伝えする」「保険は入り口（契約）の話ばかりするけども、出口（保険を活用する時）までキチンとお伝えする」「財務に貢献できてこその営業」
以上が当たり前にできる必要があります。
だから独立したんです。

しかし、保険業界の実情はあまりにひどかった。金融業界の言葉で言うと、「商品を押し込みすぎ」になっている。
つまり、私の仕事のほとんどが要らない保険を洗い出すことだけになっていた。
意味はあるけど、役に立ってるのかな？だから社外秘書に進化することにしたのです。

【社外秘書という生き方】

実は「社外秘書」という言葉は証券時代から使っている言葉です。証券取引をする上で、お客さまの事業や経営者と従業員の方の心の開き・思考の整理など様々なお手伝いをしてきました。それをきちんと事業にしようと思ったわけです。資産運用や保険の整理も組み込むことができます。
そして、秘書だから社員の一人の気持ちで、良い加減で社外の人として・守秘義務があるので何でも話してください。時に、外部のNO.2としてご利用ください。

必ず事業推進の力となります。

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