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アルバイトから社会を考えてみよう!①値段の仕組み「Money for Youth」 アルバイト編 #8

 こんにちは!たーぼうです!

 高校生・学生向けのお金の情報マガジン「Money For Youth」(マネーフォーユース)です。この記事を通じて、少しでも若者たちのお金の知識が増えて、可能性が広がることを願っています。

 さて今回はアルバイト編 第8弾です。一緒に学んでいきましょう!

\スーパーとコンビニの値段はなぜ違うのか!?/


 高校生あたりだと、コンビニエンスストアでアルバイトをしている人が多いと思います。
 
 皆さん、おそらくかなりの頻度でコンビニ使いますよね? 喉が渇いて、飲み物を買ったり、ホットスナックを買ったりすると思います。
 
 ですが、スーパーの方が値段が安いのを知っていますか?

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 さて結論から言うと、
 コンビニは名前のレンタル料金がかかります。また大量に入荷ができず、24時間営業のため、値段が高くなりますあまり使わない方がお金は貯まります。

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 例えば、ペットボトルのお茶(500ml)を飲みたいときにそれぞれの値段が違うのはわかりますか?

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・スーパーのお茶
・コンビニのお茶
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 コンビニだと、だいたい150-160円くらいです。
 スーパーなら、120-130円くらいでしょうか。

 なぜこのようなことが起こるのでしょうか?  実は理由があります。ではそのシステムについて、一緒に学んでいきましょう。

【1】コンビニが高い理由①
名前のレンタル料金がかかる


 コンビニエンスストアは、ものを売って得た利益が全て自分のところには入りません。売り上げからさらに、本部に払わなければいけないお金があります。

 例えばお店を開くときに、店長は名前(セブンなど)をレンタルしてコンビニを開いています。自分でオリジナルのコンビニを作っても、名前を知られていないとなかなか売れないからです。そうすると、本部にお金を支払う分、値段を高くしなくてはいけません。

 これは名前を貸すビジネスの1つで、「フランチャイズ」と呼びます。このシステムの場合、本部にレンタル料金(加盟料:ロイヤリティー)を払うので、売っているものの値段は高くなります。(スーパーでも同じようなシステムがあります。コンビニよりはフランチャイズ料金は低い傾向にあります。)


【2】コンビニが高い理由②
売り場の大きさの違い


 ここで質問です。
 コンビニとスーパーではどちらの方が売り場の面積は大きいですか? 
 
 そうですよね。スーパーの方が大きいですよね。となると、倉庫もスーパーの方が大きくなります。

 スーパーは商品をメーカーから大量に買うことができるので、安く買うことができます。ドンキホーテとか、コストコとかもまとめて売っていて値段が安いですよね。

 またスーパーは他の商品も多いので、それ以外のものも大量に買ってくれる可能性があるので、値段を安く設定することが多いです。さらにスーパーはタイムセールや、日によって安売りもしますよね。コンビニだと安売りは基本的にしていません。これも値段の差になってきます。


【3】コンビニが高い理由③
コンビニは24時間営業です。


 コンビニは売り場が小さくて、様々なものを売っています。また24時間やっているのでとても便利です。早朝や深夜に何か必要なものがあっても、コンビニであれば買いに行くことができます。コンビニはとにかく便利に効率よくできているので、そのため値段が高くても売れるんです。

 早朝や深夜もやっているので、当然その時間担当するアルバイトなどにもお金を払わなければいけません。雇う側としては、人件費(関わっている人に払うお金)や電気代などがかなりの負担になるので、値段を上げて、利益を出しておかないといけません。

 このように24時間営業のお店は値段が高くなる傾向があります。コンビニよりもスーパーなどで買う方が安いです。


 ちなみ、自動販売機はどうでしょうか?

 自動販売機も値段は高いですね。(簡単に言うと、高くても売れるからです。置いておけばいいですからね。)あまり使わない方がお金は貯まります。

 ですが、学校の自動販売機はちょっと安いですね。これは学生のために、学校が安く売るようにお願いをしているからです。学校の自動販売機はメーカーとしては、安いので利益は小さいですが、それなりに置いておけば売れるので、置いてくれています。コンビニで買うよりもお金が貯まりやすいです。

 必要のない人は、水筒を使えばかなり安くなります。2Lのペットボトルを買えば、500mlのペットボトル4回分使えますからね。
 
 これは、毎日買っていたら結構な差が出ます。

1日1回ペットボトルを1カ月間買った場合の比較

■コンビニや自動販売機の場合
 ・150円 × 30日間 = 4,500円
 ※安いものなら100円くらいで、3,000円くらい

■スーパー・学校の自販機の場合
 ・120円 × 30日間 = 3,600円
 ※安いものなら80円くらいで、2,400円くらい

■スーパーで2リットルを買って4回に分けて使った場合
 ・250円 × 8本(4日間使用) = 2,000円
 ※安いものなら150円くらいで、1,200円くらい

 どうでしょうか? 最大で3300円の差になります。結構な差ですね。
 
 時給1,000円でアルバイトをしていれば、最大で3時間分くらいの差になります。おそらく1日分のバイトくらいになってしまうかもしれませんね。結局、たくさんバイトをしても、お金に関する感覚や知識がないとどんどんお金は減っていきます。
 
 もしこれを安い状態で3カ月続けられれば、1万円貯まります。年間なら4万円の差になります。チリも積もれば山となるですね。

 もっと安くしようとしたら

・家で麦茶を沸かす(自分で作る)
・ネットでまとめ買いをする(安い方法で買う)
・水道水を飲む(究極の方法)

 などの方法も有効です。

 さらにコンビニに行くとお菓子やホットスナックも一緒に買ってしまう可能性が上がります。スーパーでも同じですが、コンビニの方が誘惑がきっと多いと思います。
 
 つまり、お金を貯めたければなるべくコンビニや自動販売機を使わない方が圧倒的に良いです。


 いかがでしたか?

「お金を貯めよう!」と思ったら、なるべく安いところでまとめ買いをするのがオススメです。賢い人は節約をして浮いた分で、「何かに投資をする」のがお金を上手に使う人のパターンです。

 値段や仕入れ、経営のシステムなど、アルバイトからいろんなことを学んでみてください。

 お金や働くことに関する知識は、あなたを助けてくれます。学ぶことで、あなたの可能性はどんどん広がっていきます!

 もう仕事をされている方は、ご自身のお子さんや、雇っているアルバイトなど、この記事を使って、ぜひ知識をアップデートしてあげてください。ぜひよろしくお願いします!
 

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