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誰にもないもの
私は大学3年生、を終えようとしている
高校2年の3学期が終わるときに、よく、
君たちは3年の0学期なんだよ~って言われていたと思うのだがあんな時期。
つまり、大学4年の0学期みたいな。
わかりにくい例えすぎだろ
と自分で突っ込んでおきますね。
話は変わりまして(唐突)
私はというと、コロナ禍になり盛大に謳歌できるはずだった大学2年生が大いに潰れてしまったわけだ。
とはいえ、別に留学をしてみようとかそういうでっかいこと?でもないのかもしれないけれど、そんなことを計画していたわけでもなく。
バイト代で貯めたお金で、友達とちょっと遠くまで出掛けてみようとか、例えばディズニーランドとか、USJとか、まだ行ったこともない県外に行くとかくらいしか考えてなかったけど、楽しむはずだった。
でも、コロナという、そのときはどれだけの威力をもつのかもわからない謎のウイルスのせいで、家とバイトを往き来する生活となってしまった。
そんな代わり映えもしない生活になぜか焦りを感じて、NPO法人に入ってみたりして刺激を受ける生活にはなったが、いまいちどこか自分のなかで、悶々とする日々を送っていた。なにに悶々としていたのかはよくわからないけど、ずっとこれでいいのかなと、どこかなれない生活に不安を感じていたのだと思う。
あれから一年経ったのねと。
大学3年生になると、コロナとの向き合いかたもわかってきて、友達に会える回数も増えたから、2年生のときよりは楽しくなった。友達の大切を改めて感じられた。
それに、NPO法人に入らなければ経験できなかったことも、知らなかったことも、出会えなかったこともあるのだろうなと思うと、本当にたくさんのことを学ばせてもらっていることに気づく。
コロナが流行らなければ
友達の大切さを改めて実感することも
NPO法人に入ろうと思うことも
そして、今まで普通にできたことが実は当たり前でなかったんだなということに気づくことも
なかったのかもしれない。
そして、私はあることにも気づいた。
それは、自分で自分を楽しむということ。
私は元々写真を撮ることがすきで、
自然であったり、食べ物であったり、
とにかくみんながInstagramに載せるような
インスタ映えみたいなものを撮ることも好きなのだが
このコロナ禍になって、私のカメラフォルダに溢れたのは日常だった。
いつもバイトに行く途中で通っている道
そのなかにある、他の人からすればなんでもない
建物、電灯、影、標識、景色、自然
どれもが輝いて見えるようになった。
他の人ならカメラにはおさめることはしないと思うけれど、私が歩くなかで、私の視点で感じるなんかいいな
これを大切にしなければと思ったのだ。
それからは自分の感性を大切にすることを心がけている。きっと私にしかないこの感性を。
私は私の感性で、大好きなカメラを楽しむ。
なんかいいなを見つけて
カメラのシャッターを押す瞬間がたまらない。
スマホカメラだが。笑
そして、撮ったものを自分の感性と感覚で加工する。
そして、何気ない景色のなんかいいなをさらにキラキラにするのだ。
何気ない景色に額縁をつけてあげると、私の周りってこんなに素敵なもので溢れているのねってことに気づく。
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なぜか、悶々としていたのは、自分で自分のことを楽しませられていなかったからなんだろうな。
持っているもの
私にしかないもので
楽しむ。
コロナが気づかせてくれた
私にしかないもの。
私は今日もこれで生きる。
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