懐かしい思い出とモヤモヤの工場日雇い🧁
おはようございます、ほっしーです。
(８月上旬のお仕事です)
みなさんは思い出の店があるかと思いますが、わしにもあるんです、生意気にも。
家からバイクで５分くらいにある漫画喫茶です。
今風の個室になっててPC置いてるようなネットカフェではなくて、１階にビリヤード台が数台あって、２階は広々とした店内で漫画だけの店。
漫画読んどったら、マスターがコーヒー入れて持って来てくれるねん。
30代の頃は、今と違って趣味もなーんもなかったから、休みでヒマがあれば通ってましてん。
そしたらマスターとも仲良くなってくるわけで。
わしは三交代勤務やから、平日昼間とかに行ったら客がおらん日もあるねんな。
そんな時はマスターに誘われて、ビリヤードで勝負したりもしとったな。
タダで🤣
でもある日、店に行ったら突然閉店しとってんな。
マスターと連絡先を交換しとったワケでもないんで、何があったかわからへん。
とりあえずわかるのは、わしの憩いの場がもうなくなってもうたって事だけや。
そしてしばらくは空き家やったんやけど、いつの間にか建物はそのままで、なぜか洋菓子工場になっとったわ。
なんでいきなりこんな話しをしたかと言うと…
その工場で日雇い募集しとった😳
もうこんなん絶対行くよね❗
あの頃の思い出の欠片がどこかに残っとるかもしれへんもんね❗
そんなワケで、かな〜り不純な動機で日雇いにやってきましたよ〜。
懐かしい建物に入ってスタッフさんに声を掛けると、２階の事務所に案内してくれました。
２階に行くと、いつもわしが座ってた窓際のカウンター席の場所は物置きになっててちょっと寂しかったな🥲
でも壁とか柱は当時のままで、懐かしい記憶が甦ってきますね。
あかんあかん、今日は思い出探しもあるけど、仕事しに来たんやし、浸ってる場合ちゃうわ🤣
とりあえず作業着に着替えて１階の作業場に向かいますが、衝撃の出来事が…
スマホ没収やねんて…
まあ、こういう工場ではアルアルやねんけどな。
でも腑に落ちないのは、財布も没収するとの事。
え、なんかめっちゃ怖いんですけど…
ていうか、スマホはまだわかるけど、財布持ち込み禁止の意味がわからん。
しかも付箋に名前書いて、事務所の机の引き出しに入れとくだけやで。
せめて鍵付きの金庫でもあったらまだギリ受け入れられるんやけどな。
わしが怪訝そうな顔しとったら、社員さんが、
「防犯カメラ付いてるから大丈夫です」
とのこと。
大丈夫の意味が全くわかりません。
まあ、こんなとこで揉めるのもめんどくさいんで大人しく従いましたけどね😮💨
ちょっとモヤモヤしながら作業場に入ると、シフォンケーキの良い匂いがしてきました。
わしの業務は、シフォンケーキの金型の洗浄作業。
中身を取り出した金型をシンクでガンガン洗っていく係らしい。
長靴と前掛けを借りて、とにかくガンガン洗っていきます。
ただただひたすらに洗うだけやねんけど、財布とスマホが心配過ぎて集中できへんよね…
それでも頑張って洗ってると洗い物もなくなり、次の仕事です。
洗い終わった金型をオーブンに入れて、乾燥と殺菌をしていきます。
５分程して乾いたらオーブンから出して冷まして、冷めたら重ねて別の場所に持っていきます。
そして、金型の中に型紙を入れて、シフォンケーキの生地を入れる準備をしていきます。
ここらへんで一連の流れが理解できたわ🙌
なるほど、生地を焼いて取り出した後の金型が洗い物になって、これがループしていくんやな。
初めの洗い物ばっかりやってた時は全然楽しくなかったけど、こうして流れがわかると俄然楽しくなってくるよね😆
洗い物だけ〜型紙入れるだけ〜、みたいな点のみの作業はつまんないよね。
点と点がつながって線になると楽しくなってくるし、さらに線がつながって図形になってくると、もっと楽しくなっていくねんな〜。
もっと言えば、人の流れや物の流れ、コストなんかも考えて、図形が立体化していくと、もっともっと面白くなっていくんやけど、そこまで行ったら、もはやそれは社員さんやレギュラースタッフさんの仕事で日雇いの範疇は超えてるけどね。
とりあえず日雇いのわしは、いかに綺麗な図形を描けるかが勝負なワケやからな。
スピードを求めながらも洗い残しに気を付けて、乾燥待ちの５分の手待ち時間を無駄に過ごさないように出来る事を探して…
そんな感じでやってたら、あっという間に終了の時間になってました。
事務所に戻ってスマホと財布を返してもらったら、すぐに中身を確認したもんね。
ちょっと腹立ったから、社員さんが見てる前で財布を大袈裟に開けて中の金を数えたりしたったわ😂
そして、懐かしの建物を後にしました。
今回の日雇いは、懐かしかったりモヤモヤしたり、でも仕事は楽しかったり…
もう色んな感情が渋滞してて忙しかったです。
それよりも、あの頃のマスターは元気にしてるんでしょうかね🙄
確かめようがないので、こればっかりはどうしようもないんですが…
まあでも楽しかった思い出は、わしの心の中に確実に生きてるし、これからもそんな思い出を重ねつつ、楽しく生きていこうと思います😄