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イタリア語は世界で1番セクシーな言語!?

Guinness World Records Day (2023年は、11月16日)を記念して、語学学習プラットフォームのPreply(https://preply.com/it/)が言語に関する8つの興味深い記録を識別したとのことだが、その中のひとつが、表題の「イタリア語は世界で1番セクシーな言語」というものである。

被験者に色々な言語を聞かせた後に心拍数を測るという研究をした結果、イタリア語を聞いた後の脈拍数が1分間に23%上昇したとのことで、1番となったそうだ。2番目にはポルトガル語(20%)、3番目にはフランス語とギリシャ語(18%)いう結果が出たとのこと。

ちょうど、「100% ITALIA」というイタリアのクイズ番組で、イタリアに在住する老若男女(必ずしもイタリア人ではなくて、外国籍の人もいる)100人に「セクシーだと思う言語は?」という質問をして、クイズ回答者は、3つの選択肢から1人だけだった回答を選んだら負けという「1%」のクイズが出題されていた。

選択肢は

スペイン語

フランス語

ブラジル語

の3言語だった。

ここで、ブラジル語?という疑問が浮かぶのだが……

結果としては、スペイン語、次いで、フランス語で、男性1人だけが回答したのがブラジル語だった。ブラジルではポルトガル語が話されているが、その男性が回答したのが「ブラジル語」だったので、選択肢としては、「ポルトガル語」ではなくて「ブラジル語」で出題されたそうだ。

おそらく、自国語/母語を「セクシーな言語」と感じる人はそう多くはなくて、イタリア人に尋ねると、やはり別の言語についてそう感じるという回答が出るのだと思われる。

個人的には、イタリア語についてそのように感じたことはないが、どちらかというと、話していると「明るくなる」「楽しくなる」「おもしろい」「笑える」「(日本語よりも)物事をはっきり言いやすい」というイメージがある。これは、ステレオタイプのイタリア人のイメージにもつながるかもしれないが、言語としては、そういった雰囲気のように思う。
もちろん、イタリア語でも「暗い・深刻・おとなしい・つまらない」……ということを表現する場面もあるし、イタリア人でもそういう人はいるのだが。

また、イタリア語でも、方言やそれぞれの地方のアクセント(訛り)によってもイメージは変わるだろうし、各自の言い方・話し方によっても、差が出ると思う。

前述の記事を読んでから、色々な人が話しているイタリア語を聞いてセクシーに感じるところがあるのか否か?……と耳をすましてみたが、あまりに慣れ過ぎて、やっぱりドキドキと心拍数が上がることはないようだ(笑)。



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