シェア
オットー
2022年7月28日 19:05
少年の心情が素直に描写されてる。2つの感情が整理されることなく存在しているような。年上、年下、同年代の同性や異性に対しての感情もすんなり入ってくる。少年時代の他者に対する、ある種の異常な興味。冒頭からこの後何か起こるんじゃないかと思わせる雰囲気。子供が考える「ゲーム」の残酷さとルールの理不尽さ、表面化する力関係がリアル。「悪いこと」に惹きつけられる感情。大人の絶対的な感じと
2022年7月6日 07:52
「僕は救ってくれと頼まれれば金魚だって掬う」京極夏彦にしか書けないってすごく思う。圧倒的知識量と緻密な構成。幻想的でもあるし。終盤の畳み掛けからのエンディングもすごくて読後感がたまらん。