ヨーロッパを旅した100の感想:59.比較されがちなドイツとイギリスの真相
これはドイツに行った先輩がよく言っていたことなんですけど「ドイツ人は日本人に似ていると言われるけれど、似ていると思ったことはまるでない!」という愚痴です。笑
正直、私はイギリスにいた時にイギリス人こそ日本人に似ているのではないかと思っていたのですが、実際にはドイツ人とイギリス人、どっちが日本人に似ているのかということに自分なりに見解を出したいと思いました。
個人的に、イギリス人の方が日本人に似ています。
ドイツ人
今回のコロナの件でも比較されていたことではありますが、「ドイツ人と日本人には自粛にとても向いている」と。実際、日本とドイツでは自粛で済んでいて大きく被害も拡大していない2国なんですよね。
近隣国のイタリアやフランスは強制的な外出禁止になっていても被害の大きさが際立っていました。これは明らかにドイツ人の性質によるものでしょうね。
しかし、個人的に思うのはこの「向いている」と言われている理由は全く違うのだろうなということです。
ドイツ人が自粛に向いている理由は、「誠実性の遵守」「規則の絶対性」「合理性」が理由なきがしています。他人にも自分にも厳しいほど、規則を守りきる国民性ですね。これは、もし他人が2m以内に近寄ろうものなら激怒されるほど厳しいものなんですよ。
あと、この緊急事態を長引かせないために一気に抑え込むことの合理性に納得しているか否か。
一方で日本はというと、誠実性や合理性ではなく、深く考えることなく「だめだと言われたから守る」というある種のチームワーク性の方が高いようにも思うのです。「皆んながやっているから私もやる」と言った同調反応ですね。これが日本の意識にあると思います。
勿論、「危険だから」「早く終息して欲しいから」という思いがあると思いますがそれが全てではないでしょう。
表面的に起きている事象は日本とドイツでは変わりませんが、根本の意識が違います。なので、日本とドイツを比べられて似ていると言われる所以はここにあるのではないかと思っています。
イギリス
イギリスは文化的な面で、日本との類似点が多くありますよね。同じ島国であり、お茶文化を持ち、お酒文化を持っている。初対面の人に対して警戒心が強く、本音と建前を分けます。あと、オタク気質。発明家がこの国から多く排出されているのはそのせいだと思います。
こう言った点では間違いなく日本人と相通じるものを感じます。
しかし、そもそも違う国なので違うところもたくさんあるんですよ。ですが、他の国に比べたら仲良くなりやすい国の一つだと思いますね。
ただ、協調性という点では日本とはまた少し違います。あくまで個人主義であり、個人の主張もはっきりします。なので自分がいいと思ったら他人に何を言われてもやり通す!という精神があるので、コロナのこの時期に「自粛」を推奨されると、街は人で溢れかえることになりそうです。
そこが、ドイツ人と日本人の違いではないかと思いますね。
他の国
個人的に、他の国で日本人に似ているなと思ったのは、スコットランドとスウェーデンですね。この国の人々もシャイで人と仲良くなるまでに結構な時間がかかります。そしてお酒の文化があるので、お酒を飲むと人が変わります。ですが、基本的には真面目で時間も正確ですし、人当たりもいいように思います。
まあ、最終的に人によるんですけどね。
ただ、ドイツ人を日本人に似ていると思ったことはない!という話でした。
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