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フィンランドとの出会い


初のフィンランド人

私がフィンランド人、そして
フィンランドという国と出会ったのは高校生の時。
(それ以前はサンタさんくらいしか知りませんた。)

高校に入学して初めての 校庭での朝礼。
国際科のある高校だったので驚きませんでしたが、
校長先生のお話の後に
日本に来たばかりの外国人留学生が3人、
全校生徒の前でスピーチをしました。

ドイツ人の綺麗な女の子と、
ジョンレノンのような(笑)アメリカ人の男の子、
そして、めちゃくちゃ長身のフィンランド人の男の子。

身長が2m近くあるので、
フィンランド人の男の子が圧倒的な存在感でした(笑)。
綺麗なドイツ人の女の子も
自分と同じ学年(隣のクラス)に来るということと
持ち前の 強そうな 凛とした雰囲気のせいか、ものすごい存在感!

私は後にこの2人とは関わりましたが、
ジョンレノンのような男の子とは残念ながら接点がありませんでした。


当時の私はイギリスが大好きで、
中学生の頃はハリポタのホグワーツのような校舎で勉強がしたく、
お金さえあれば イギリスの完全寮制度の高校に入学したかったのですが、
母と先生方にもう説得され(笑)、
公立高校の国際科に入学しました。

なので留学生にイギリス人がいなかったことが
実はとてもショックでした(笑)。


私の留学

イギリスの高校を諦めて公立高校に進学した代わりに、
有難いことに母が 高校3年間の間に留学することを勧めてくれ
私は計2回の留学を経験しました。

一度目は知り合い伝いに カナダの語学学校へ、夏休みの1ヵ月間。
二度目は フィンランドに交換留学生として1年間。

一度目の短期留学は、
小中学校からの親友の親が運営する語学学校で
紹介していただきました。

この短期留学には
当時入っていた吹奏楽部を退部してまで行ったのにも関わらず、
(当然ですが…)語学力がめちゃくちゃ付いたわけではなく、
"長めの旅行(+苦労) をしてきました" くらいの結果で終了。
(この短期留学について詳しくは後々に書きたいと思います。)

母の期待も裏切られたようで(笑)、
『次は1年行ってこい!』と
高校交換留学制度をどこからか入手してきました。

次の夏の出発なので、
決断、国選びなどに全く時間がない状態でした。

カナダ短期留学で私はホストともめたりと苦労をしたので
『1か月でも辛かったのに1年間って…』と戸惑っていたのですが、
母からの押しが強く、
時間がないということで留学協会からもしょっちゅう連絡があり…。

もちろんイギリスが第一候補だったのですが、
安めの学校はもう定員に達していて
空いているのは『くそ』の付く高額な学校。(*)

アメリカはちょうど、
日本人留学生が銃で撃たれて亡くなったというニュースが
日本中に衝撃を与えていた時期だったのでナシ。

もう一度カナダか、オーストラリア/ニュージーランドか…
と悩んでいたころ、
留学協会の行き先情報のパンフレットを眺めていたら
ふとヨーロッパの各国が目に留まりました。

『英語圏以外も行けるんだ!』と衝撃を受けたと同時に、
今まで『留学=英語圏で英語学習』だと思っていた"常識"が覆され、
恥ずかしくすら感じた記憶があります。

非英語圏、ヨーロッパならどこにしよう。。。と考えて
一番に目に留まったのはドイツ、フランス、イタリア。
どの国の写真も素敵です。
…でも選べない。
だってなーーーんにも知らないんですもの(笑)。

同じ学年に例の綺麗なドイツ人がいるとはいえ、
自分のクラスではないので、
自ら休み時間に積極的に行かないと接点がない。
でもまだ1年生なので自分のクラス以外に友達もいないので
友達に会いに行くと見せかけてお近づきになる。。。
または友達に紹介してもらう。。。
なんていうこともできず。
とはいえこの時点では非英語圏ヨーロッパの中では
1番身近かなので第一候補(笑)。

でも次のページをめくると更にビックリ!!!

フィンランド!!!???

フィンランドだけでなく、
もちろんスウェーデンやノルウェーもあったと思いますが、
北欧の中ではサンタさんや長身留学生の影響で1番身近かなので
もう他の北欧は見えていませんでした(笑)。

もちろんドイツも最後の最後まで考えていましたが、
母は『教育が素晴らしい国』としてフィンランド行きを勧めはじめ、
留学協会は『その年から日本とフィンランドの友好関係が強化されたから』
『行きたがる人が少なくて、唯一無二の経験ができるから』
などという理由で勧めはじめ、
高校の国際科長(先生)に相談すると
『色んな理由で、フィンランドへ行くことが
今後の進路にも人生にも良い影響がある!!』
という理由でフィンランド行きを大推薦。(笑)

私自身の心はまだ『いいのかな~』という感覚が残っていましたが、
フィンランド行きを決定するか、留学を完全に諦めるか…
という、期限ギリギリな時期になってしまっていたので、
『行きます、フィンランド』と答えました。


フィンランド人留学生と対面

そのフィンランド行き決定を国際科長に報告すると、
その日のうちに例の長身フィンランド人留学生を紹介されました(笑)。
友達になって 色々聞いておけ、と(笑)。

でももう、めちゃくちゃ緊張。

私は男経験が全くなく、
中学生の頃はハリポタとイギリスの超オタクで、
国際科のある高校へ行くために勉強しかしてこなかったので…。

久しぶりに話す男の子が2m程ある、白人男性。。。
心臓の音が聞こえ、40度の熱を出した時のようでした。

昼休みに先生を交えて会い、メアド交換( ゚Д゚)
その後すぐに来た『さっき話した〇〇です、よろしく』のメールで
心臓がひっくり返ったのを覚えています。
ケータイも落としかけました(笑)。

その後、全留学生+日本人数人でカラオケへ行ったり
マクドへ行ったりして少しずつ打ち解け、
彼の帰国前には2人きりでもマクドで会ったりしました。

彼の存在のおかげで、
最後の最後まで躊躇いの気持ちがあったフィンランド留学が
めちゃくちゃ楽しみに感じるようになりました。

そう、恋してしまっていたんですね(笑)。

学校内では(長身なのも白人なのもあって余計に)
圧倒的にかっこよく、ものすごい存在感だった上に、
面倒見がめちゃくちゃ良くて、何を聞いても丁寧に教えてくれるんです。

校内外問わず2人で話していると、めちゃくちゃ皆に見られ
友達にも『どうやってあの〇〇様と知り合ったの?』と羨ましがられ…♡(笑)


実は旦那は彼

その後のフィンランド留学などについては後に書くとして、
今現在フィンランドに8年間住んでいる訳なのですが、
引越しした理由は結婚

そしてそのお相手は先に書いた恋の相手、
長身のフィンランド人留学生です。


私の留学記録、大学生活に中退した経緯、
そして何よりフィンランドでの生活の記録。

全てあとがきにはなってしまいますが、
少しずつ、覚えている限り、
今から記録してゆこうと思います。

引越し・結婚と同時に書き始めれれば最高だったのですが…。

でも『もう遅い』と思って諦めてしまうと、
もっと年月が過ぎたら もっと後悔するんですよね。

何十年も経ってから振り返ると8年なんて大したことない。
留学から数えても❝まだ❞ 13年。

思ったが吉日。





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